🎈
目を覚ますとそこは
🎈
知らない場所。
🎈
🎈
酷く頭が痛い。
🎈
🎈
🎈
どこから出てきた!?
この和室の中は1人だったはずっ、
🎈
🎈
ふんわりとした髪が揺れている。
その少女はにっこりと笑う。
💧
🎈
💧
🎈
💧
どこか不思議な子だけど優しそうで。
🎈
💧
__チャリンッ、
🎈
💧
鈴の音...?
💧
🎈
森の中で見た...、?
🎈
💧
🎈
🎈
手を引かれるがまま、ついていくことにした。
コンコンッ
手が触れずに障子が開く。
これまた凄く広い。
🎈
🎈
🎈
🎈
いまさっき居たはずの狐?は何処かへと消えてしまった。
🎈
...っ、同族の匂いが...しない、
🎈
🎈
🎈
__類、大丈夫、きっと大丈夫よ
🎈
__だって貴方は私の自慢の子だもの
__私とお父さんから生まれた唯一無二な子なの、
__だから、ほら
🎈
とてつもなく優しくって、だけど何処か懐かしくて。
🎈
🎈
頬を伝う汗がぽつりと落ちていく。
🎈
思い出したくない、あの光景を。
🎈
🎈
心にぐさりと何かが刺さる。
🎈
🎈
痛い、
くる、しい、
🎈
いやだ、認めたくない、
🎈
胸が張り裂けそうで、
🎈
ねぇ、どうしたら良かった?
あのまま、あのまま、僕も一緒にっ、
__類の笑顔が1番だから
__貴方が選んだ道なら何も間違いなんてないのよ、
🎈
__逃げないで立ち向かいなさい。
🎈
__いつも言ってるでしょう?
__類なら出来るわ、
何かにそっと背中を押される。
🎈
__大丈夫、不格好でも嘘でも良い。
🎈
きっと伝えることに意味があるから。
🎈
🎈
🎈
拳をぎゅっと握る。
🎈
🎈
頬を伝って何かが落ちる。
🎈
こぼれ落ちる言葉は全部震えていて。
🎈
🎈
🎈
くるしい...なぁ、やっぱり
🎈
🎈
🎈
🎈
🎈
🎈
いや...だ、
そんなのッッッ、
🎈
🎈
二度と...っ、
🎈
できる...こと、?
脳裏に母親や父親の顔が浮かぶ。
僕の1番大切な存在。
手離したくない、あの存在。
.....もう、
🎈
こんな感情になりたくない。
🎈
この気持ちを思いを
逃げたりなんかしないよ、
🎈
🎈
🎈
🎈
🎈
これは願望や祈りにしか過ぎない。
過ぎないけどっ、
🎈
首に掛けられた光るペンダント。
これが2人からの形見。
それをぎゅっと握る。
🎈
🎈
こちらを見てニコッと微笑まれる。
そして次の瞬間__、
それと同時に部屋に灯りが灯る。
🎈
🎈
外からは大きな音がなっている。
まるで幻想的な空間へと様変わりした。
🎈
🎈
一体、どうなってるんだ!?
コメント
6件
今回も楽しく読ませて頂きました‼️😵💫😵💫оmameさんの書く作品ホントに読み応えあって大好きです🤭🤭🙇🙇🙇🙇
う~ん。天馬はなんか結構偉い立場にいそうだな、雫さんがすごい気になる!
今回も神、、!