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「六月の君の嘘 第四話」
鈴木 涼
いつものおふざけキャラの涼くんとは全く違う、 初めて聞くような、怖い涼の声。
雨宮 凛
鈴木 涼
鈴木 涼
雨宮 凛
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
ぱぁん。 痛っ…。 涼に思い切り叩かれた。
雨宮 凛
あの日ー、私は、自殺をしようとしていた。 大きな道路の真ん中で、自殺しようとしていた。 まさか、蓮があの時、いたなんてしらなかった。 蓮は、私を命がけで助けてくれたのだ。 道路に飛び出した瞬間。 後から、「凛!」って聞こえて…。 なんで、ここにいないはずの蓮の声が…!? って思ったら、次の瞬間、 蓮が私の腕を引き寄せて、思いっきり、歩道へと 安全な場所へと突き飛ばしたのだ。 その直後、大きなトラックの急ブレーキの音が聞こえて、 振り向くと、 そこには、血だらけで倒れている、蓮の姿があった。 向かいの歩道には、呆然と立ち尽くしている蓮の親友の 涼の姿があって。 救急車で運ばれた蓮と私と涼。 病院につくまでの間、涼は、一言も話さず、 こぶしを握り締めて、ただ、蓮をずっと見ていた。 恨まれても仕方がない事は分かってる。 蓮は、意識不明の重体だった。
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
鈴木 涼
雨宮 凛
次の瞬間、また、思いっきり涼に叩かれた。 たくさん殴られた。 でも、私は抵抗できなかった。
看護師
医者
先生
涼は、大人たちによって、取り押さえられた。 私は、どうすることもできず、ただ床にしゃがみこんだ。
先生
鈴木 涼
先生
嫌な予感がした。 先生の目から涙が流れる。