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「六月の君の嘘 第四話」

鈴木 涼

俺、お前を許さない。

いつものおふざけキャラの涼くんとは全く違う、 初めて聞くような、怖い涼の声。

雨宮 凛

…ごめんなさい。

鈴木 涼

ごめんなさいですむなんて思うな!!

鈴木 涼

あいつは…あいつは…、お前をかばったから、こんなことに!!!!!

雨宮 凛

……。

鈴木 涼

まじで、ふざけんな。

鈴木 涼

俺は…俺は、絶対にお前を許さない。

鈴木 涼

誰が何を言おうと。

ぱぁん。 痛っ…。 涼に思い切り叩かれた。

雨宮 凛

……。

あの日ー、私は、自殺をしようとしていた。 大きな道路の真ん中で、自殺しようとしていた。 まさか、蓮があの時、いたなんてしらなかった。 蓮は、私を命がけで助けてくれたのだ。 道路に飛び出した瞬間。 後から、「凛!」って聞こえて…。 なんで、ここにいないはずの蓮の声が…!? って思ったら、次の瞬間、 蓮が私の腕を引き寄せて、思いっきり、歩道へと 安全な場所へと突き飛ばしたのだ。 その直後、大きなトラックの急ブレーキの音が聞こえて、 振り向くと、 そこには、血だらけで倒れている、蓮の姿があった。 向かいの歩道には、呆然と立ち尽くしている蓮の親友の 涼の姿があって。 救急車で運ばれた蓮と私と涼。 病院につくまでの間、涼は、一言も話さず、 こぶしを握り締めて、ただ、蓮をずっと見ていた。 恨まれても仕方がない事は分かってる。 蓮は、意識不明の重体だった。

鈴木 涼

もう死のうなんて、考えんな、馬鹿!!!!

鈴木 涼

蓮が!蓮が、どれほどお前の事を好きだったか!愛していたか!

鈴木 涼

お前の事を、命がけで守ったんだよ!あいつは!!!!!!!!!!!

鈴木 涼

初めての彼女が出来て、あいつ、凄くうれしそうだったんだよ!!!

鈴木 涼

なのに…どうして…。

鈴木 涼

お前が死んだら、あいつが悲しむ事なんか、とっくの昔に分かってるはずなのに!

鈴木 涼

なんで死のうとしたんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!

雨宮 凛

…ごめん

次の瞬間、また、思いっきり涼に叩かれた。 たくさん殴られた。 でも、私は抵抗できなかった。

看護師

ちょ…、離しなさい!!

医者

やめなさい!!

先生

涼!!雨宮!!

涼は、大人たちによって、取り押さえられた。 私は、どうすることもできず、ただ床にしゃがみこんだ。

先生

涼…雨宮…

鈴木 涼

先生…、あいつは!?蓮は、どうなんですかっ!?

先生

先ほど、目を覚ましたそうだ…。だが…。

嫌な予感がした。 先生の目から涙が流れる。

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