テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
約半年前
少女
お母さん
お父さん
私たち家族3人は、車で久々の旅行に 出掛けていた。 そして、その帰り道…
突然、自転車に乗った少年が飛び出してきた。
キキッー
お母さん
お父さん
ドンっ!!
急ハンドルを切った私たちの車は、 ガードレールに激突。お父さんと お母さんは亡くなり、後部座席に 乗っていた私だけが、唯一助かった。
父方の祖父母に会うのは初めてだったが、他に引き取り手のない私は、そこで暮らすことになったのだった。
少女
紙に神社の名前と日付を書いて口笛を吹けば、願いを叶えてくれる人が来てくれるらしい。
少女
少女
その日眠りについた少女は夢をみた。
……
おじぎ草、少女があの日持ってきた花
その花言葉は…
失望
翌日、早速少女は手紙を書き、口笛を吹いた。
すると、どこからともなくハヤブサが現れ、少女の足元に降り立った。
急いで足に手紙をくくりつけると、ハヤブサは頭上高く飛び、少女の上を何度か旋回した後、どこかへと飛び去ってしまった。
そして、〇月△日
少女が待っていると、青年が現れた。いくつか言葉を交わしたその瞬間、私の意識は、あの事故の日の朝へと飛んだ…。
事故当日 朝
私は、半年前の私自身へ意識を移す そして…
少女
帰る方向を、別の方向へと誘導してみる。
お母さん
お父さん
事故当日とは違う道を行くことで、帰りは無事に帰ることができた。
と、同時に私は意識をなくし、半年前の私はこの世から存在が消えた。
そう、私は自分の命と引き換えに、お父さんとお母さん、そしてもう一つの命を助けたかったのだ。
お母さんのお腹には、新しい命が宿っていたのだ。
3ヶ月後、無事女の子の赤ちゃんがこの世に誕生した。
コメント
13件
お〜
ほ ほ ぉ 〜 … ✨ な か な か い い 話 や な ~ ッ ✨ お 暇 時 間 休 み と い う こ と で 見 た わ ~ ッ ち ょ ー ど 、 投 稿 終 え た し、