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コメント
5件
そして、ここにイラストみたい人が1人いる。((殴
寝起きすぐ読んだら秒で泣いたよぉー(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑) マジでガチ泣きしたw 最高すぎる!続き楽しみすぎるよー!
青
桃
主のイラスト見たいやついる!? いねぇーよな、!?(((
僕は納得のいかない顔のまま
桃くんの声に耳を澄ました
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
はっきりとした僕の声に桃くんが一瞬びっくりして肩を揺らした
自分でもなんでこんなに怒ってるのか分からない
...違う、っ
怒ってるんじゃない...っ
悲しいんだ...
誰も、桃くんの本当の良さに気づいてないことが
桃くんの切なそうな笑顔が
声が、っ
痛くて悲しい...
僕は、かすれた声で自分の思いを口にした
青
青
青
青
青
桃
しばらくの沈黙の後
緩やかに視界が黒くなっていた
青
桃くんの体温がじんわりと体に伝わり
柔軟剤のやさしい匂いが広がった
肩に回っている彼の腕の力を感じて
今、抱きしめられていることを理解した
桃
桃くんはその後すぐにごめんと呟いてから僕から離れた
僕は、ありがとう、そしてなにがごめんなのかが分からなかった
僕は、どうしたら桃くんの心に触れることができるんだろう
僕にも...、透けて見えたらいいのにな
きみが傷ついた時だけでもいい...
今まで桃くんはどれだけ悲しい言葉を受けて
どれだけ難しい人間関係をすり抜けて来たりしたんだろう...ッ
情けないけれど...、ッ
そんな経験がない僕には、想像もつかないッ
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃くんはそう呟いて
僕の涙を指で拭ってくれた
僕だけが君を理解してあげたところで...
一体何が変わるの、?
理解だなんて、そんな大それたこと
口にするのも怖いくらいで...
でも、今は.....
きみがわかってくれれば十分という言葉に
自惚れているだけでもいいのかもしれない.....
さっきまでの無理やりの笑顔とは違う
自然な笑みの桃くんに
僕は少しだけ心が軽くなった
桃
桃
青
そういうと桃くんは小さく笑って
僕の頭をぽんと叩いた
桃くんと話すのは心地がいい
どうしてだろう.....
時によっては心を読まれることは怖いことなんだろうけど
それでも君と話がしたいと思ってしまう
君に超能力があってもなくても
そんなの全然関係ない
きっとこの能力は桃くんだからこそ与えられたのかもしれない
他の人がこの能力を持っていたら一体どうなったのだろう
そんなことをぼんやり考えていると
スマホにラインが来た
ラインを見るとそこにはペンキはまだー?という赤くんからの連絡が来ていた
青
桃
桃
青
青
ペンキを持ちながら何とか階段を上がった
階段を曲がる直前
僕は手すりにつかまってひょこっと下を見下ろす
桃くんはそれに気づいて
桃
と首を傾げる
青
この前は背中に向かってしかいえなかったから...
桃
彼は戸惑いながも、
ぎこちなく手を振り返してくれた
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩2000 次回は桃くん視点、!