短編集

⚠️nmmn・ﾀﾋ系⚠️ 分からない・苦手な方は 見ないことを おすすめします。 見る際は自己責任で お願いします。 本人様と関係ありません。

僕には 兄弟が居る。

僕よりもずっと 親に愛された

そんな兄弟が。

僕はいつも 最後だった。

特別に何かが 出来る訳でなく

「才能」 がないから。

テストの点だって

運動だって

頑張っても 良くなかった。

変わらなかった。

それを親は、

兄弟は

努力不足だと言った。

そう言い、 僕の事を 嘲笑った。

そんな僕にも 好きな事はあった。

歌を歌う事が 大好きだった。

決して上手ではない。

それでも 好きだった。

ある人は言った。

上手じゃなくても 不向きでも、

それが好き とう言うことは

大事だと。

好きである、 気持ちが大事だと。

だから、 歌を歌うのは 辞めたくなかった。

失いたくなかった。

これが特技だと 胸を張って 言えるように なりたかった。

音楽を聴くことに ハマった。

親は、 他の兄弟なら なんでも関心を 示してくれた。

だから、 僕の好きな歌 アーティスト

それにも、 興味を 示してくれると 思っていた。

でも、 そんな事はなくて。

何その歌、 何その声。

気持ち悪い

そんなの聴くなら 勉強

悲しかった

僕自身を 否定されたんだ、

興味なんてないんだ。

そんな現実を 突き付けられた。

知っていたけど、 知らないフリを していたの。

逆に捉えると

他の兄弟は 愛されてる

幸せなんだろうな

と思った。

ある日、 兄が言った

もうヤダ。 死にたい、と。

僕も、何度か そう 思ってしまった事が あるから

理由を聞いてみた。

理由は、 勉強が分からない 追試が嫌だ

は、?

そんな事で、 死にたいの?

追試が嫌だから?

そんな贅沢 言うなよ

「そんな事」 とは、言いたくない

「そんな事」 という言葉は

1番誰かを 傷つけるから。

悩んでるから 言うのに。

でも、 そんな事で と。

皮肉にも 思ってしまった。

僕は言った。

テストの 復習をして、

日々の 積み重ねをすれば きっと大丈夫。

そうしたら

お前は そんな生温い 勉強をしているから 頭が悪いんだな。

脳内花畑かよw

と、 返された

あぁ、

もう どうでもいいや。

人に相談するのは アドバイスを貰うため

僕はあくまでも そう思っていた。

その人を 見下すために 相談をするのか。

意地汚い

「じゃあ死ねば?」

耳元で、 囁いた。

僕は こういう事は 言ったことが なかった。

顔と、声で 怖気付いたのか

兄は 冷や汗をかき 目を開いて 座り込んだ。

殺す、 そんなオーラが 滲み出たのか。

自分の過去を 僕は 無駄にしていた。

本当に 悩んでる人が 相談する訳 ないじゃない。

つくづく思うよ。

あいつ、 だっせーw

弟煽って

弟に 死ねばって 言われて

ビビり散らかすの、w

こんな奴と 兄弟なのか。

血が 繋がってるのか。

嫌だなぁ。

あ、 此奴も そう思ってるか。

じゃあ、 僕需要ないよね。

はぁーあ

生まれて 来なければ よかった。

どうせなら 最初から 居なかった方が 良かったな。

親にも兄弟にも 存在否定されて

馬鹿馬鹿しい

最期に マカロンが 食べたかったな。

ショートケーキも。

お寿司も 食べたかったな。

最後に 食べ物を 食べたのは いつだっけ。

なに、

今更助けに来たの?

ぁ、違う

知らない人だ。

なんで、 死ぬなって 言うの?

何も知らない癖に

どれだけ悩んだか

初対面のあんたに 分かりっこない。

もう 先に進みたいの。

引っ張らないで

手を止めた。

なんだろう、 この人は

僕の痛みを 知っているのかな。

凄く 悲しそうな顔

あんな所に 僕が大好きな__

(終)