エリ
雪殺・狂
サトル
……?!
スグル
あー……
スグル
完全に食らってしまったよ
エリ
夏油傑を
エリ
殺せ
その言葉が俺の頭の中で響き
俺の瞳は揺らいだ
サトル
おい!
サトル
ふざけんなよ
エリ
……
サトル
おい!!!
エリ
黙れ!!!
サトル
傑は止めねぇのかよ!
サトル
特級として……
サトル
恥ずかしくねぇのかよっ!
スグル
もう特級なんかじゃ
ないだろう?
ないだろう?
サトル
特級に決まってんだろ……!
サトル
術師同士の戦いなんて!
サトル
おかしいだろっ!
エリ
先に始めたのは
傑くんだよ?
傑くんだよ?
エリ
ねぇ
エリ
なんで私なの?
エリ
恨むなら
エリ
夏油くんにしてよw
何故笑う
何故悲しまない
彼女の行動全てに
俺は違和感を感じていた
サトル
お前、、、
サトル
おかしい!!
エリ
おかしくなんてないよ?
エリ
ねぇ
エリ
どうしてそんなこと
いうの?
いうの?
エリ
おかしいのは悟くんだよ
サトル
は
サトル
……
エリ
どうしたの?
サトル
傑安心しとけ
サトル
その術式お前なら
簡単に解ける
簡単に解ける
スグル
え……?
サトル
そして
サトル
お前
俺は彼女に指を指しこう言った
サトル
誰だよ
エリ
……
エリ
ふふっ……
エリ
流石最強だ
エリ
なぜ気づいた
サトル
恵里は俺たちのことを
悟くん、傑くんと呼ばない
悟くん、傑くんと呼ばない
エリ
チッ……
エリ
そこかよ
エリ
つまんねぇの
エリ
仕方がない
エリ
特別に正体を
教えてやろう
教えてやろう
エリ
どーせ知らない
んだろうけど
んだろうけど
彼女はマスクを取り
ウィッグも取った
リン
これが本当の
私だ
私だ
サトル
あ、お前
サトル
1級という名の
1級以上の優れた才能を
持っている……
1級以上の優れた才能を
持っている……
サトル
確か名前は、、、
スグル
タニカワ リン
谷川 凛
谷川 凛
リン
知っていたのか
リン
なら話は早い
リン
私はそこの
リン
前髪が変な奴を
殺したいんだよ
殺したいんだよ
サトル
なんでだよ
サトル
殺す必要はねぇよ
リン
ある
リン
人間すら居なくなるなんて
リン
君はそれでも良いのか?
リン
殺す価値はある
リン
殺さないよりはマシだ
エリ
だよねー
サトル
……!
サトル
恵里
エリ
ねぇ、殺そうよ五条くん
リン
そうだぞ最強
サトル
どうしちまったんだよ!
リン
貴様だけの要望を
応える訳にはいかない
応える訳にはいかない
サトル
チッ
サトル
術式反転_
俺が術式を撃とうとした瞬間
君は彼女の目の前へ咄嗟に向かった
そんな君が俺は
正直腹が立った