"生きる"ということ。

⚠attention⚠

病みパロが苦手な方はUターン(｡･ω･)ﾉﾞ その他注意点は前話をご覧下さい。 本日心の中の声多めです。 展開ジェットコースター🎢 視点が変わりやすいので注意- ̗̀⚠︎ ̖́-

桃side

なんでまろが知ってる...？

自分とは違って冷静な彼に、無性に腹が立った。

信じ難い言葉が返ってきた。

嘘だ...

嘘だ......

嘘だ.........

昨日の夜、りうらのリスカを見て泣いてから、

朝早くカフェであにきと話をしていた。

"訳もなく涙が出る"と。

その後｢りうらが心配だから｣と言って、数十分話をしてあにきと別れた。

りうらはまだ寝ているだろう。

そんな生ぬるいことを考えながら家に帰った。

でも、家に帰ったら、

"自室にいるはずのりうらがいない"

背筋が凍った。

事故にあっていたら。

事件に巻き込まれていたら。

また前みたいに＿＿をしかけていたら。

とても怖くなってメンバーに電話をかけた。

無事ってことは分かった。

だけど、何も解決していない。

まろとの電話で、ありえない言葉を聞いたから。

焦りと動揺からか、勢いで電話を切ってしまった。

そして今、まろの家の前まで来てしまった。

赤side

会いたくない。

今会ったら、また気持ちが揺らいでしまう...

あんなに固く決めてきたことなのに。

家を出るって決めたのは、ないくんが嫌いだからじゃない。

好きだから。

彼に辛い思いをしてほしくない。

これ以上彼を傷つけたくない。

今会ったら、甘えてしまう。

彼が、大好きだから。

̖́-ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

青side

ｶﾞﾁｬ🚪

てっきり、怒って部屋に入ってくると思った。

けど、今にも泣きそうな、弱々しい顔をしていた。

彼は絞り出すような声で俺に聞いた。

ｶﾞﾁｬﾝ