Sg500

『投票時間だよ〜』

『それでは皆さんに投票する方の名前を言って貰いましょう！』

『それでは苺子さんから､』

『うんうん､じゃあそのまま亜随さん行こうか』

佳椿がどれだけ泣いても

誰もどうすることも

出来ない

『お姉さんは？』

『んーまぁいいか』

『さぁ最後､君だよ？"佳椿"』

『3秒で決めて？』

『3』

『2』

『いーーち』

『ゼーロ』

『はーいしゅーりょー』

『佳椿13票』

『椛1票』

『スキップ1票』

『よって！今回の死刑者は』

『"佳椿"さんで〜す！おめでとうございまーす！』

泣き崩れる佳椿

佳椿を見れない挑戦者

『そー言われてもな…』

『まぁ仕方ないね！それでは処刑に前りまーす』

佳椿は突然動けなくなる｡

泣き叫ぶ佳椿

妹を庇う椛

『もー邪魔だな〜』

『そこで大人しくしてて？』

佳椿から離され､動けなくさせられてしまう｡

『そらじゃあ"独裁者"さん､よろしく〜』

『独裁者さん､説明を読み上げてあげて』

『君がやらないと君も一緒に殺しちゃうよ〜？』

『はーいカウントダウーン』

『5』

『4』

『3』

『2』

『1』

『0』

『よく出来ました〜』

会議室に広がる血

硬直する弥夜

現実を受け止めきれず泣き叫ぶ椛

挑戦者に自分の1票で人を殺めてしまうという罪悪感が押し寄せる｡

『片付けはやっとくから､部屋に戻ってね〜』

『夜時間だよ〜』

[2日目]

処刑者

華崎 佳椿

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