テラーノベル
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ナチス
終わりだな
ナチス
けど、痛くない… きっと、もうすぐ死ぬ
ナチス
最低なことをした、 自分でも分かってしまう
目の前に広がる景色が、 それを物語っていた
ナチス
それが、風なのか、 温もりなのか… ナチスには分からない
ナチス
あいつの目の前で死にたい
ナチス
そんな言葉を、盛らしている
ナチス
ナチス
その声は、その願いは、 誰かに届いたのだろうか
ナチス
目を閉じたら、死ぬ
そんなこと、分かっていた
ナチス
拳銃をもつ、その動作が、 一つ一つ、確かめるようだった
ナチス
こんなときに来るのは、 あいつくらいだろう
ナチス
最低な俺の
ナチス
もう、声がでない
ナチス
好きだった
これは呪いなのか、それとも…
ナチス
そう呟いたその瞬間、引き金を引いていた
空に広がる銃の音と共に、月は美しく光っていた
コメント
1件
えっと……この第2話、すごく重いですね。まるで終わりを覚悟した男の一瞬の呼吸を切り取ったような、静謐でありながらものすごく濃密な時間でした。死の間際に呪いのように「好きだった」と伝えるラスト、そして引き金の音と月の美しさの対比が胸に刺さります。この「覚えてろよ」という願いが、本当にただの呪いなのか、それとも……。続きが気になります。