テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
この作品一気読みしましたが、本当に好きです⋯もちろんほかの作品も好きなんですが、!とにかく文が上手すぎて思わずフォローに手が行きました⋯まじで尊敬です
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
あるずぃ
桜島の火柱が夜空を焦がし、鹿児島の咆哮が止む。 その壮絶な戦いを、数百キロ離れた場所から無機質に眺めている目があった。
暗い部屋、青白く光る巨大なモニター群。 そこには、赤外線カメラが捉えた、重なり合って動かない二人の熱源が映し出されている。
東京
東京
漆黒の会議室。円卓を囲むのは、日本を異変に陥れた「七大都市」のホログラム。 その中心で、東京が冷ややかな声を響かせた。
東京
東京
ノイズ混じりのホログラムの中で、広島が顔を歪める。
広島
東京
東京は淡々と、しかし絶対的な拒絶を込めて言葉を被せた。
東京
東京
東京は視線を愛知へと移す。その声には、冷たい期待が混じっていた。
東京
愛知
愛知がリモコンを手に取り、部屋のモニターを切り替える。そこには、如何にも怪し気な実験室、そして各生存者の現在地がプロットされていた。
愛知
愛知
愛知は白衣の手袋を直し、愉しげに瞳を光らせた。
愛知
東京は、画面越しに怯える犠牲者たちを、まるで道端の石ころでも見るかのような無機質な目で見つめた。
東京
東京の宣告と共に、会議室のモニターにはリニア実験線のカウントダウンが表示される。怪物たちがその光景を「愉悦」や「冷笑」で見つめる中、宮城は末席に座る北海道へ静かに目配せをする。北海道はゆっくり頷き、二人は同時に席を立った。
宮城
宮城
宮城が淡々と告げると、カウントダウンを見つめる東京は視線すら向けずに短く「許可する」とだけ答えた。
二人は一度も振り返らず、ホログラムではなく「実体」が待つ北の拠点へと、闇を滑るように退出した。