![[完]もう一度、君に会いたい](/_next/static/chunks/src/app/(default-layout)/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
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初めてお見舞いに行った日から
３日が過ぎた
ユカはやっと、一般病棟に移る事になった
シュウ
よかった
アミ
これでユカに会えるね
シュウ
ああ
ユカは俺を
覚えてくれているだろうか？
コンコン
アミ
ひさしぶりユカ
ユカ
アミ
ユカ
ありがとう。来てくれて
アミ
当たり前でしょ💦
アミ
あたしたち、友達なんだから
ユカ
うん
シュウ
えっと
シュウ
ひさしぶり
シュウ
ユカ…
ユカ
シュウ、君？
シュウ
あ
シュウ
覚えてる？
ユカ
うん
シュウ
よかったー
ホッとしたのも束の間…
ユカ
シュウ君
ユカ
アミ、いい子でしょ
アミ
！？
シュウ
！？
ユカは、寂しげに笑う
アミ
ユカ…
アミ
なんか、誤解してない？
アミ
シュウ君は、ユカの事…
ユカ
アミはね
ユカ
すごーく、優しいの
アミ
ちょっとユカ💦
ユカ
嘘がつけなくて
ユカ
とっても、いい子なの
アミ
ユカ…
何を思ったのか
アミは、両手でユカの顔をぎゅっと挟んだ
ユカ
アミ？
アミ
ユカ
アミ
あんたの顔、傷１つないよ！
アミ
頭だって、何の異常もなかった！
アミ
なのに
アミ
なんで、自信持ってくれないの？
ユカ
アミ…
アミ
ユカは、かわいい
アミ
ユカは強くて、優しい子
アミ
あたしの、自慢の友達なの
アミ
自信、持ってよ…
ユカ
アミ…
アミ
シュウ君
シュウ
あ、はい
アミ
二人にするから
アミ
ちゃんと話して
アミ
今まで、話したかったこと。全部！
シュウ
わかった
アミが病室から出ていった
ユカは個室なので、今は二人きりだ
シュウ
えっと
シュウ
何から話せばいいのかな？
ユカが微笑んでいる
シュウ
ユカ。無事で良かった
ユカ
ありがとう
シュウ
あのさ
シュウ
俺
シュウ
初めて会った時から
シュウ
ユカが好きだった
ユカ
え
シュウ
チャットのユカじゃなくて
シュウ
人見知りで
シュウ
物静かで
シュウ
でも、本当はすごく情熱的で
シュウ
たった１日会っただけなのに
シュウ
君が頭から離れなかった
ユカ
シュウ君…
ユカの瞳に涙が浮かぶ
シュウ
ユカ
シュウ
君に、会いたかった
ユカ
あたしも
ユカ
本当はずっと
ユカ
シュウ君に、会いたかった
シュウ
俺、毎日来るから
シュウ
いつか
シュウ
ユカにも
シュウ
同じくらい、俺の事を好きになってほしい！
ユカ
！！
シュウ
あれ
シュウ
急ぎ過ぎたかな
ユカ
あたしも
ユカ
シュウ君が、好き
シュウ
え…
そのあとは
アミが部屋に戻るまで、お互い何も話せなかった
これからゆっくり話せばいい
時間はいくらでもあるのだから
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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