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コメント
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主
主
主
時は遡り...
爽斗
爽斗
爽斗
そう言い聞かせても 俺の頬に涙が伝う
爽斗
爽斗
爽斗
爽斗
今頃は母親に怒鳴られているんだろう きっと俺も怒鳴られ､縛られる
爽斗
爽斗
俺はそっと扉を開ける どうせまた今日も聞こえてくるんだ 父さんの怒鳴り声が 母さんの悲鳴が
さと父
さと母
さと父
爽斗
さと母
さと父
さと母
さと父
俺の父さんは世間体しか興味が無い
さと母
俺の母さんはそんな父さんの言いなり
さと父
さと母
さと父
さと母
さと父
さと母
さと父
さと母
さと母
さと母
爽斗
会う度に金金金 ほんとに嫌になる
さと母
さと母
爽斗
さと母
爽斗
俺もそんな父さんと母さんの言いなり
さと母
『あんたが生まれて来なければ』 耳にタコができるくらい聞いた
さと母
なんで産まれてきた？ 俺は産んでくれなんて一言も頼んでない
なんで生きてる？ 俺は育ててくれなんて一言も言ってない
勝手に産んで 勝手に育てて 挙句の果てには なぜ産まれてきた？なぜ生きている？ こっちが聞きたい
さと父
さと母
さと父
さと母
さと父
笑えるよほんとに こんなクソおやじと クソババァに縛り付けられて
爽斗
学校ではこんなクソみたいな家庭がバレないように 仮面を引っ付けて ヘラヘラ笑ってる ヘラヘラ笑ってる俺を 俺は鼻で嗤う
俺はバレないように部屋に戻った
モブばぁ
爽斗
俺は薄っぺらい笑顔を貼り付けて 『美里』を演じる
モブばぁ
爽斗
モブばぁ
爽斗
俺は体を売って金を稼いでいる まぁあんな家庭にいたら普通には金稼ぎは出来ないだろうな
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
モブばぁ
部屋に 俺が動く音と ババァの喘ぎ声だけが響く
モブばぁ
爽斗
モブばぁ
爽斗
モブばぁ
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
爽斗
全然気持ちよくない キモチワルイ 痛い でも俺はあんあん鳴く それが仕事だから
モブばぁ
モブばぁ
爽斗
モブばぁ
爽斗
爽斗
思い切りシャワーを流す 少し水圧が強すぎて痛いけど 少しでも汚点まみれの俺をきれいに流さないと 気が済まない 綺麗な俺でいたいから
爽斗
少しでも綺麗だと思いたいから
まだこの家で綺麗だと思いたいから
汚れてしまったのは『美里』だと思いたいから
綺麗な俺で頃とまた会いたいから
爽斗
でも君に会うには大分汚れてしまったけどね
こんな汚れてしまった俺だけど君は許してくれるかい？
主
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