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少女と別れて、 3週間ほどたった頃だった。
???(テレビの音)
ふと、耳に入ってきたその 歌詞とその歌声は 聞き馴染みのあるものだった
赤松楓(ヒロイン時代)
???(テレビの音)
ゼロ原
テレビから流れてきたその歌と歌声とその声の主に 僕は視線を奪われた。 そこに映っていたのは、 その歌を歌っていたのは、 紛れもない、 僕が殺した彼女だったのだ。
シン松
違う。そんなはずは無い。 僕は殺したんだ。 彼女を殺してしまったんだ。 生きているはずないんだ... この手に未だに感触が 残ったまま離れないのだから。
ゼロ原
ゼロ原
そう言い聞かせても 僕の心は跳ね上がって 仕方がなかった。
気づけば、僕は彼女の コンサートに 通うようになっていた。
シン松
深くお辞儀をした彼女はファンに向けて手を振りながらはけていく。
ゼロ原
やはり、彼女の行動 一挙手一投足があの娘に思えてならない。
...なんか、これじゃ、この娘の追っかけだな〜と思っているときだった。 帽子を深く被った誰かがぶつかってきた。
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
そう言って彼女は駆けていった。 ......やはり、あの娘のわけが無い。
ゼロ原
僕は生きる気力を無くし、 とある崖の上に立っていた。
ゼロ原
幽霊松
崖から身を投げようとした その時だった。
シン松
僕の手を掴んで 必死に引き上げようとしてくれているのは、 あのシンガーのあの娘だった。
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
ゼロ原
シン松
シン松
ゼロ原
ふと気が付くと僕の頭で拒否はしているはずなのに 身体は彼女を抱きしめていた。
シン松
彼女は僕を優しく、 抱き返してくれた。
ゼロ原