守り神＿

ﾊﾞﾀｯ

人間は

生まれ変わる

何回も、何回も

人が生まれて死ぬのを、

何万回も見た

元気だった子供

家事で焼き殺された

もう、声も発しない

何百回

何千回も

子供が、大人になって

死んでいく所を

見てきた

大人は

自分で自分を守る

変な空想はしない

現実を見る

だから、

守り神は要らない

子供は

夢みたいな空想をして

見えないものに感情をのせる

バカみたいにはしゃいで

よく怪我をする

だから、

守り神が必要だ

そして

心が子供のように

無邪気な人は

守り神が見える

そして、

自分の心を押し殺して

大人になってる人は

守り神を僅かに覚えているが

守り神を思い出そうとすると

身体に異変が起こる

みんな