作者の作品レビュー

こんにちは、作者です

今回もやっていきます、作品レビュー

今回の作品は仮面ライダーエグゼイド！

2016年放送の仮面ライダー45周年記念のこの作品

あのポップなビジュアルと激重ストーリーのギャップが衝撃だった人も多いんじゃないでしょうか(鎧武っていう前科でなんとなく予想してた人もいる……？)

あとは某神のせいでエグゼイドは観たことがないけれど、主人公の宝生永夢が世界で初めてバグスターウイルスに感染した男ということだけは知っている人も多い気がします（笑）

ストーリーは未知のウイルス、バグスターウイルスにドクターたちが仮面ライダーになって立ち向かっていくものです

特に最初は相互理解の不足や、スタンスの違いで、バグスターとは愚か、仮面ライダー同士すら一つにはなれていませんでした

特に語るには時間がいくらあっても足りない飛彩と大我はそうですが、永夢には人を自分と同じだと思ってしまうところがあるのか、(私には少しだけそう見えた)時々、子供番組の主人公がしちゃいけないような目してましたからね

特に自分に感染していたバグスターのパラドとの回ですよ。ネットでハイパー無慈悲というあだ名がついてしまったあの回

結局あの時の永夢がしたかったのって「いじめっ子、黙らせるには同じようにいじめるのが１番理論」じゃないですか？

パラドのやったことを考えると妥当と言えなくもないですけど、あそこは本当に見ているこっちもビビります

それでもなんやかんや言いながらパラドを受け止めるシーンはカッコよかったです

そしてあの飛彩と大我の和解回

あそこは本当に感動します

自分でも嘘なんじゃないかってくらい心の底からマジで良かったね……良かったね……っていえるシーンです

そういう色々な関係性の因果応報から和解までの描写が一つ一つとても丁寧だったと思います

もう１つすごいと思ったところがあります

それはバグスターたちの在り方を和解だけに決めつけなかったことです

グラファイトっていうバグスターがいるんですけど、そのキャラは人間と和解しないんですね

パラドやポッピーに人間と協力しようと言われても断るんです

やっぱり自分の信念で動ける奴ってカッコいいんだなって本当に伝わってきます

そこからライダーと決着をつけるシーンは、やったことは許せないけど、素直にカッコいいと思いました

他にも全ての元凶だけど、いてくれないと詰むやつとか、支配欲に飲まれた救いようのない悪党とか、本当にたくさんキャラが一人一人ガチトーンで描かれていて、本当に観ていて飽きない作品でした

ご視聴ありがとうございました