/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
花怜
中島くん！
花怜
どうして？
中島
……今日は、お父さんにお願いがあって来ました
竜一
お願い……？
中島
花怜さんと結婚させてください！
花怜
！？
花怜
……結婚？
竜一
フッ、何を言ってるんだ君は
中島
俺の命はあと３年です
花怜
……
中島
それでも構いません
中島
花怜さんさえ、僕の傍に居てくれるなら
花怜
中島くん……
中島
あと３年でも、その３年間、僕の全部を花怜さんに捧げます
中島
とにかく僕は、花怜さんと生きていきたいです！
竜一
駄目だ
竜一
一度別れたじゃないか
竜一
一度花怜を見捨てたじゃないか
竜一
わたしの言葉に負けて……！
竜一
別れることが花怜の為だって、言っただろう？
竜一
君みたいな未熟者が花怜の結婚相手だなんて、わたしは許さん！
花怜
お父さん！！
竜一
うるさい！ 花怜は黙っていなさい！
竜一
今は彼と話しているんだ
中島
今は許して頂けなくても構いません
中島
３年間、僕にチャンスをください
中島
絶対に花怜さんを幸せにします！
中島
お願いします……！
花怜
……お父さん
花怜
私、何でもしてくれる彼氏なんていらないよ
花怜
たった一人、中島くんが居れば
竜一
……全く今時の若者は……
竜一
誰に似たんだか……
竜一
好きにしなさい
中島
！
花怜
！
花怜
本当？
竜一
ただし
竜一
花怜から逃げたら許さんぞ
中島
……はいっ！！
花怜
お父さん……ありがとう
中島
花怜、嘘ついてごめん
中島
俺本気で花怜のこと好きだ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
