テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ご本人様には関係ありません
ゆちゃ🍵💧🌿
26
🌟
2,202
コメント
1件
みぅです🖤 「地獄の場所へ」って一文で一気に空気が変わった…。でも“君”がいるから歩けるんだよね。周りの冷たい視線や机の落書きとか、痛いくらい伝わってきた。それでも前を向こうとするntくんの強さ、すごく響いた。 「初めて来てほしくないと思わない朝」っていう冒頭がもう、全てを物語ってるなって思う。君と出会って、明日が楽しみになったっていう終わり方が切なくて優しくて…ずっと続いてほしいって願わずにはいられないよ。 🌟さんの描く“日常の中の闇と光”が、今日もとても綺麗だった🥀
いつも通りの朝
でも
初めて来ないで欲しいと思わない朝だ
僕は急いで支度をする
いつもより学校に行くのが楽しみ
それも君がいるから
屋上だけでなく
どこでも会える君が
待ち合わせの場所に着くと
君はもう着いていた
『bn』
声をかけると
君は笑顔で振り返る
bn
優しい声
とても落ち着く
bn
横に並んで歩き出す
…地獄の場所へ
bn
正直受けたいとは思わない
『bnは?』
君はどうするのか気になって聞く
……サボりたい
bn
僕は驚いた
じゃあサボっても君はいないじゃん
どうやら僕には
授業を受けるという選択肢しか
残ってないようだ
『じゃあ受ける』
bn
bn
「頑張って」の一言で頑張ろうと思える僕は
ちょろいのだろうか?
着いてしまった
君は何もないように進む
周りは驚いていた
そりゃ昨日まで病院にいた君が
急に学校へ来ていたら驚く
そして
君への冷たい視線が多かった
それでも君は周りなんか気にしていない
僕は今でも怖いし
泣きそうにもなるし
俯いてしまうのに
君は前を向いてる
とても羨ましいと思う
もう君とはお別れである
bn
君は行ってしまった
さっきまでの君への視線が
僕へと切り替わる
今にも逃げ出したい
それでも堂々と君の隣に入れるように
僕も前を向いてドアを開けた
ドアを開けると
一気に視線が向けられる
空気が重くなる
机まで行くと
前よりもひどくなってる落書き
僕は気にせず座る
授業の用意をしようとしたが
置いていた教科書やノートは
とても使えるような状況ではなかった
mob(また来たよ
mob(早くどっか行けよ
何か言われても動かない
とりあえずお昼まで耐えよう
やっと終わった
僕が屋上へ向かおうとした時
bn
君は迎えに来てくれた
周りの奴らは何か話していたが
どうでもいい
君のもとへ駆け寄り
屋上へ行く
屋上では前と何も変わらない
ただの世間話
ちょっとした愚痴
お昼だけだから時間は少ないが
それだけで嬉しかった
やっと今日が終わる
この地獄の場所から早く出たい
bn
bn
bn
君を横に歩き出す
君がいれば何も気にしなくていい
この時間だけが幸せ
別れ道
今日はもう君とは会えなくなってしまう…
bn
bn
『またね』と返すと
君は僕を背に歩き出す
僕も帰ろうとした時
君は振り返る
するとふと笑い手を振った
僕も笑って振り返した
前までは
寝ても明日にならずに世界が終わればいいのに
そう思っていた
君と出会ってからは
明日が楽しみで
苦しまずに眠りにつけた
これがずっと続きますように
10. 登校