アンドロメダ銀河のある場所に、カドニレという星があります
彼らはルミナリエ共和国という統一国家を作っており
延命技術を利用して比較的平和な文明を築いています
過去には大戦を多くおこし、多数の死者を出しましたが
今は大して脅威はありません
2光年先のタウコーリ星のドゥヤニヌ王国との交易が盛んになっています
しかし、ルミナリエには少し変わった文化があります
変わっているなどと表現するのは失礼かもしれないですが
ルミナリエ共和国
議員
議員b
議員
議員c
議員
議員b
議員b
さっきから話している生誕祭というのは
彼らの信じている偶像的存在が生まれたことを感謝する祭りだ
祭りは三日続き
伝統的なケーキのヒサツを作ったり
踊り子達が民族音楽に合わせてダンスを躍る
参加してみるとなかなか楽しい祭りだ
議員
議員
ルミナリエ
議員は会議にいる若い青年に話をふる
ルミナリエ
議員b
ルミナリエ
議員b
議員c
議員b
ルミナリエ
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
かつて、ルミナリエ共和国では大きな対戦があった
その時、各地域に必死に和平交渉をして対戦を終結させたものがいた
今となっては名前も伝えられてはいないが、当時は英雄として崇められた
そしてルナミリエ共和国は二度とひどい戦争を起こさないように
ある人間を偶像にした
当時の最新技術を使用し、その人物の老化を止め
国土とその人物の感覚神経を接合した
つまり、もう一度戦争をすればその人間に激痛が走る
人道的なところもあって、今は誰も戦争を起こそうとしなくなった
そしてその偶像が、ルナミリエなのだ
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
かつては英雄で、今では国って扱われてる
出来れば普通の人間として生きたかった
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
目を閉じると国の様子はなんとなくわかる
ルミナリエ
やっぱなかなか寝付けない
いっそ死んでしまえれば楽なのに
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
なんとなく、自分は国家の意思で動いている気がする
翌日
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
オフっていうのは通常休むべきなのだろうけど
ルミナリエにとっては、国土に何か問題が起きてないか探すのだ
人間でいうと、瞑想に近いものだ
ルミナリエ
祭りの前はみんな賑やかだ
街も綺麗だし、不穏な動きもない
絶対に祭りを成功させたい
ルミナリエ
国なんだな
生誕祭当日
秘書
ルミナリエ
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
秘書
ルミナリエ
街
国民1
国民2
ルミナリエ
多くの国民
ルミナリエ
喜びがどこかから込み上げてくる
きっとこれが国民の喜びなのだろう
今まで国である自分を呪ったことしかなかったが
少し、ほんの少しだけ
国で良かった、偶像で良かったと思った
コメント
7件
すごい✨書き方や、話の流れが上手くて、尊敬します…!読んでみて良かったです!!
すごい世界ですね💦 人と国が結合しているなんて。ルミナリエさんが人から国へと変わっていくのが、少し切なかったです。 延命処置で、これからも国として生きていくのでしょうか? 不思議な世界観を味わいました✨✨
なんか久しぶりで調子出ねえ