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月詠 涼
684
設楽理沙
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#夫婦
46
えっと……
あと、やっとくことは……
出社してスケジュールを確認する。
あ、金曜の朝までに部長に提出する書類まだじゃん。
てか、飯田さんからデータが来るはずなのに、
来ないから進められないっていう……。
もう明日なんですけどー。
ただでさえ催促って苦手なのに、よりによって飯田さんか……。
言いづらかったけど、仕方なく彼女のデスクまで向かった。
雨宮結衣
飯田夏菜子
パソコンに向かったまま返事が返ってくる。
雨宮結衣
飯田夏菜子
キーボードを打ちながら、こちらを見ることもなく答える飯田さん。
雨宮結衣
飯田夏菜子
雨宮結衣
なんとも言えない空気に耐えきれず、私は自分のデスクへ戻った。
……催促って、やっぱり苦手。
気を取り直して仕事を進めていると
藤原綺斗
聞き慣れた声に顔を上げた。
雨宮結衣
藤原綺斗
雨宮結衣
藤原綺斗
雨宮結衣
なんだか照れくさくて、思わず笑ってしまう。
藤原綺斗
雨宮結衣
藤原綺斗
藤原さんは軽く笑うと、そのまま営業部を出て行った。
……わざわざ、それ言いに?
いや、メールのこと伝えに来ただけか。
そんなことを考えながら、ふと飯田さんの方を見る。
飯田夏菜子
目が合った。
……え。
す、すごい顔で見てるじゃん……。
私は何も見なかったように静かにパソコンへ向き直った。
時計を確認すると、16時を過ぎていた。
……まだデータが来ていない。
さすがに焦りが出てきた。
しかも、肝心の飯田さんは不在。
そして17時前。
ようやくデスクに戻ってきたと思ったら、少ししてデータが届いた。
時計を見る。
雨宮結衣
小さく呟いて、私はデータを開いた。
諦めて、ただひたすらキーボードを叩いた。
コメント
3件
えー、結衣さん、めっちゃ気を遣ってるのが伝わってきて胸がぎゅっとなりました…。「催促、苦手」ってわかってるのに頑張って話しかけたのに、飯田さんの冷たい対応とあの目が合った時の雰囲気、すごくリアルでドキドキしました。藤原さんがわざわざ褒めに来てくれたの、癒しでしたね!最後の「残業確定」の諦め感、お疲れさまですとしか言えない…。日常の空気感が丁寧で好きです。