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sha

ふー、

布団のシワを直す

なんで俺がやっているんだろう

ぐちゃぐちゃにした本人がやったらいいのに

なんて、変なことを考えている

sha

…でも、

sha

やるしかないか…

ボソッと言って、また手を動かした

sha

なんだよそれwww

此奴はまた変なものをやっている

ゲーム実況と言うらしいが、

ワシには何もわからない

ただ、この時間は、

sha

うぇ〜!?

sha

ちょっ、brooook〜!!

ヘッドホンが耳に付けられていて

より窮屈になってしまっている

だから出れない

出たいのに

sha

よし、撮影終わり

sha

うん、じゃ、お疲れ様〜

sha

…よし、

ヘッドホンを外した

やっとか

sha

っ…

sha

なんだよ、やっとって…

ワシは出れるのをまってたんだぞ?

もう夜だ、これからは…

ワシの時間だ

sha

おい、もうやめ…

うるさい

脳に鎮痛を送る

sha

あぐ、うぅ…

お前は裏で寝ていろ

sha

…はい…

よし、

ワシは此奴と入れ替わった

真っ暗になった空

眩しい人口の星

鬼はビルの上を飛び回り、手頃な人間を探す

………

…見つけた

ビルから落ちる

真っ直ぐ、対象の人間に向かって

sha

!?

sha

ちょっとまって、!

うるさい

sha

うぐ、だめ…!

sha

その人は…!

お願い、逃げて

舞先生!

sm

?…!?

sm

………

学校から帰って居たんだが、

空から鬼が降って来た

よう、人間

その声は低く、にごって居て、

声が二重に成って発している様に感じた

sm

えーっと、鬼?

sm

どこから?空?

…人間、見た目よりテンパってるな

sm

…まあ

sm

えーっと…

ワシは人間を食べにきた

sm

……え?

お前を食べにきた

sm

いや、やめてください

人間に拒否権はない

sm

え〜…

…そんな顔をするでない

鬼は思ったより人間味がある様で

俺よりも感受性豊かだ

でも、やはり不可解な存在だ

そもそも鬼は物語の中の存在

しかしここは現実世界

本物の鬼がいる事はまず無い

そこで、3つの説を出した

sm

お前は、本当に鬼か?

人間のイタズラ説

この世界に鬼が居無いから、

人間が仮装でイタズラをしてるのでは無いか

と言う考え

そうに決まっているだろう

ワシは正真正銘、ちゃんと鬼だ

sm

…そうか

sm

………

…どうした、

急に顔をつねりだして

ここが現実では無い説

俺が居るのが現実世界では無く、

夢や異世界と言う説

sm

……いふぁい(痛い)

ここは現実の様だ

もう待ちきれないぞ

早く食べt…

sm

お前は

sm

鮫川 鮭太を知ってるか?

住鬼病説

鬼と住んでるとか言う奇病らしい

別に俺が信じて居る訳では無いが、

一応で聞いてみた

っ………!?

なぜ…それを…

どうやら当たった様だ

sm

あ、知ってる?

sm

となると…住鬼病か

…そうだ

わしは住鬼病の鬼だ

sm

マジか…本当にいたんだな

………

鬼は黙り込むと、突然自分にデコピンをこしらえた

sm

え、どうしt…

イッタァ!!

sm

!?

突然聞き覚えの有る声がして驚く

その声は俺の生徒

sha

ったく…

あの鮫川 鮭太だった

sha

あ、先生…

sm

えっと…どうして鮫川が…?

sha

んー…どう説明したらいいんだろ

sha

…話長くなるんで、どっか室内行きません?

そう言われて気が付いた

もう10月で風も少し冷たい

sm

あぁ、わかった…

俺たちは2人で並んだ

近くのファミリーレストランに来た

「先生」と言われたものに

sm

『俺は大人だ、このくらいおごる』

と言われ、

今目の前にはドリンクバーのメロンソーダとコーヒー

そしてピザが1枚あった

sha

…あの、俺夕飯食ったんすけど…

sm

奇遇だな

sm

俺も学校で食べた

sha

………

sm

だから2人で分けよう

そういうと「先生」は手を合わせ、1枚に手を伸ばした

sha

………

此奴も手を合わせ、1口かじる

sm

…それで、なんだ?話ってのは

sha

…えっと、住鬼病のことなんですけど、

sm

ふむ…

sha

住鬼病ってのは二重人格みたいな奴なんすけど、

sha

夜になると「中」にいる鬼が「外」に出てきて、

sha

人間を食べに行くんです

sha

で、「中」に帰るときはなにか衝撃を与える

sm

それが鮫川の場合デコピンってことか

sha

そうです

sha

あの鬼のデコピン痛いんすよ…

sm

マジか…

わしをバカにしていると感じ、脳に手刀をする

sha

イッッツ!!

sm

どうした!?

2人はガタッと席を立ったが、他の人間からの視線を感じ、すぐに座り直した

sha

怒らせちまった…

sm

大変だな…

頭を撫でながら座り直すと、向こうも姿勢を正した

sha

多分先生のことだから、

sha

住鬼病とか信じてないと思うんですけど、

sha

こういうことなんで…

sm

…わかった

sm

これからはちゃんと鬼も気にかけるよ

sha

…え?

sm

アイツとは仲良くなったしな

sha

あぁ、はい…

返答に困り、曖昧に返す

多分此奴は住鬼病を信じて欲しかったんだろうが、

先生らしいと言えばらしいのかもしれない

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