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テラーノベル(Teller Novel)

如月 蒼(投稿主)

スタート

地下書斎

暁月 音翔

あり得ない。本当に無知で此処に来た何て。

橘 明梨

す、すみません…

暁月 音翔

十和って本当馬鹿じゃないの。ダッダッダッ

橘 明梨

あ…足早すぎ…

暁月 音翔

ここがどこか知らないの?

橘 明梨

はい…一度冗談であの世って言われましたけど…

橘 明梨

はぁはぁ…

暁月 音翔

…あいつヤバすぎ。

橘 明梨

…?

暁月 音翔

多分アイツは今後貴女にここがどこだ教える気は無い。

橘 明梨

ずっと…知らないまま…

暁月 音翔

だから私が教えてあげる。

橘 明梨

ありがとう…ございます!

暁月 音翔

あの秘密主義だか知らない奴は本当に…大嫌い。

橘 明梨

…?

暁月 音翔

とにかく簡潔にここについて説明する。

暁月 音翔

それを聞いてまだここに居たいと思ったら残って。

橘 明梨

はい!

暁月 音翔

ここは人間界と冥界の狭間。

橘 明梨

早速訳が分からないんですけど…

暁月 音翔

死にきれなかった半分人間半分幽霊の化け物が暮らしてる。

橘 明梨

な、なるほど…

暁月 音翔

人間界での震災は殆どが私達のおかげでなくなってる。

橘 明梨

え…?

暁月 音翔

簡単に言うと…

暁月 音翔

私達が震災…つまり危険から人間界を守ってるって訳。

橘 明梨

なる…ほど…

暁月 音翔

大きな震災が起きた時は敵が強力過ぎて私達が太刀打ちできなかった時。

橘 明梨

暁月 音翔

私達は現世に残して来てしまった大切な人の為に

暁月 音翔

霊の力を使って特殊能力を解放して戦ってる。

橘 明梨

何か…分かる気がする…

暁月 音翔

それで貴女も…

橘 明梨

僕も?

暁月 音翔

ここに居るからには…化け物と戦って貰う事になる…

橘 明梨

音翔さん達でも太刀打ち出来ない事がある敵と…僕が…?

暁月 音翔

それが無理だと思うなら今すぐ帰って。

橘 明梨

せん…

暁月 音翔

何。

橘 明梨

僕…帰りません…!

暁月 音翔

何で。

橘 明梨

僕が呑気に暮らしてる間に貴女達はこんなに命懸けで戦ってくれてる!

橘 明梨

それを知った上で…あー僕には無理です帰ります。

橘 明梨

何て…出来る訳無いです!

暁月 音翔

…貴女ならそう言うと思った。

橘 明梨

あはは…笑

暁月 音翔

後最後に。

橘 明梨

…?

暁月 音翔

ボンッ

暁月 音翔

僕の事受け入れてくれる…?

橘 明梨

音翔…君…?

暁月 音翔

橘 明梨

やっとまともに姿が見れた…!

暁月 音翔

え?

橘 明梨

僕…頑張るから!人間界の人達を守れる様に!

橘 明梨

次は僕が…守る側なる為に!

暁月 音翔

…うん

橘 明梨

それを教えてくれた音翔さんを受け入れ無い訳ないです!

暁月 音翔

…!

暁月 音翔

ボンッ

暁月 音翔

ありがと。

橘 明梨

はい!

霧王 十和

音翔…何をして居るんだ?

暁月 音翔

十和。何でこの子に何も教えて無いの。

橘 明梨

十和君…

霧王 十和

彼女に戦う勇気何てある訳無いだろう。

橘 明梨

(やっぱり僕…無理なのかな…何も…出来ないのかな…)

暁月 音翔

アンタに何が分かんだよ…

霧王 十和

…何?

暁月 音翔

アンタに明梨の何が分かんだよ!生まれた時から…期待されなかった側の…何が分かるってんだ!

霧王 十和

…音翔?

橘 明梨

音翔…さん…

暁月 音翔

何も結果何て見てない癖に!努力を決めた奴の勇気何て…語ってんじゃねぇよ!

霧王 十和

…すまない。

橘 明梨

音翔…さん…?

霧王 十和

悪い。確かにすまない事を言ったな。

暁月 音翔

…分かれば良い。

霧王 十和

橘もすまなかった。

橘 明梨

ううん…

橘 明梨

でも…これだけ聞いて。

霧王 十和

何だ?

橘 明梨

僕は絶対に努力して命を守って見せる。生半可な意気込み何かじゃない。

橘 明梨

認めて欲しい。

霧王 十和

明梨。本当なのか。

橘 明梨

…うん。

霧王 十和

…宜しく。ニコ

橘 明梨

教えて…くれる…?

橘 明梨

戦い方。

霧王 十和

勿論さ。同じ目標を持ってくれてありがとう。

橘 明梨

うん

暁月 音翔

私も…協力する。

橘 明梨

帰ろ!

暁月 音翔

うん

霧王 十和

先に行ってくれ。

橘 明梨

はい!

暁月 音翔

行くよ。ダッダッダッ

橘 明梨

だから足早すぎ…!

霧王 十和

霧王 十和

俺達で絶対人間という尊き生き物を救い抜く。

霧王 十和

勇気ある者に賞賛を。死に行く者に敬礼を。

霧王 十和

俺の本当に守るべき物はあの子なのかもしれない。

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