TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

あれからお母さんは、私に対しての八つ当たりがひどくなった

結衣と話すときは、笑顔なのに私と話すと怖い顔

でも、結衣と話している時のお母さんの笑顔は私にとってすごく怖かった

お母さんに殴られても、街の子達にいじめられ、差別されても

お母さんが戻ってきてくれる、いつもの笑顔のお母さんに戻ってくる

そう信じて…日々辛い中それが、心の支えになっていた

お母さんは、私のことを名前で呼んでくれなくなった

お母さんは楽しそうに笑って話していた

誰もいない空間で

私のせいだ、ここまでになってしまったのは…

ごめんなさい、ごめんなさい…

ゆうな

(いつものお母さんに戻って…)

ゆうな

(笑ってよ、なんでそんな怖い笑みなの…?)

ゆうな

ねぇ…おかあ…

ゆうなのお母さん

だからお母さんって言わないでよ!!!

ゆうなのお母さん

もう喋らないで!!!

ゆうな

……ごめんなさい

私が口を開くごとに、怒鳴られる

私の声が気持ち悪いのかな…。

私はいつからだろうか、何も話さなくなったのだ

悲しいって言えない、口を開いてしまえば…

泣いてしまうから

ゆうなのお母さん

結衣、また買い物頼めるかしら?

結衣

はーい!!

ゆうなのお母さん

ふふふ!いつも助かってるわ🎶

結衣

うん🎶いつでも頼って🎶

ゆうなのお母さん

ありがとう

結衣

いってくるね!

ゆうなのお母さん

うん、いってらっしゃい

結衣

いってきまーす!

ゆうな

…。

ゆうなのお母さん

はぁ…お前も結衣みたいに、なんかできないの?

ゆうな

…(してるよ…。)

ゆうなのお母さん

どっかいってなさい

ゆうな

…。コクン

トトト…

私は外に出た

結衣

やっぱりあのババアはお姉ちゃんを出すわよね🎶

結衣

はい、お姉ちゃん、いってらっしゃいー

ゆうな

…ま……た?

結衣

聞こえないなぁ、うーん…まぁ、何言いたいのかはわかるけど

結衣

うん、またいってらっしゃい

結衣

じゃねー🎶

そして結衣はいつも通りの男の家に直行

ゆうな

(いかなきゃ…。''いい子''にしなきゃ''いい子''に…。)

そして私はいつも通り街へ行った

そして買い物が終わり家に帰った

ゆうな

(次は洗濯物を頼まれているところかな…。)

予想通りで、お母さんが結衣に洗濯物を頼んでいた

ゆうなのお母さん

本当に大丈夫なの?

結衣

うん!大丈夫だよーー!!!

ゆうなのお母さん

そう…

ゆうなのお母さん

じゃあ私は水汲んでくるわ

結衣

はーい!いってらっしゃい!!!

ゆうなのお母さん

ふふ、いってくるわね

ゆうな

(…。いってらっしゃい…。)

そしてお母さんの姿が見れなくなった頃…

結衣

ねぇー!!!お姉ちゃん!!

結衣

そこにいるんでしょー!!!!

結衣

洗濯物頼むわー!!!

結衣

いい子にしなくちゃいけないんでしょー?クスクス…

ゆうな

(いい……子)

ゆうな

は…ぃ、わか……り…ま…し…た。

結衣

うんうん、じゃあよろしくねー?

私は手を動かす

ゆうな

(洗濯物…。また…私の分だけない…)

ゆうな

(また…洗わなくちゃ…)

これもいつも通りだった、そして私はいつも通りに家事を進める

ゆうな

(…お母さん…今日も怖い笑顔だったな)

その日々から2年間が経った

結衣

はい、今日もよろしくねー🎶

ゆうな

わかっ……た

結衣

ていうかそのおどおどした声やめてくれない?

結衣

気持ち悪いんだけど

ゆうな

……ごめん

結衣

謝らなくていいから早く行ってちょうだい

ゆうな

は…い

そして私は街に行った

私が歩いている時、ある話が耳に入った

おばさん

聞きました?''また''出てきたそうよ

おばさん

またですか…怖いですわね…

おばさん

しかもあそこの奥さんが腕の肉が全て噛み付かれた後がついていたそうよ…

おばさん

やだぁ…こわい…

おばさん

お宅も気をつけてくださいね?

おばさん

えぇ…

おばさん

しかしあの噂は本当なのかしら?

おばさん

あの噂?

おばさん

知らないのですか?

おばさん

ほら…夜になると''鬼''が現れるって言う噂…

おばさん

あはは…ご冗談を

おばさん

鬼なんて出るわけないじゃないですか…

おばさん

そうですわよね!おほほ

おばさん

おほほ

ゆうな

…(''鬼''…?)

ゆうな

(鬼ってなんだろう…?)

ゆうな

(遅くなってしまった…結衣怒るかな…)

夜になると寒くなっていて 私の手や耳頰が冷たくなっていた

ゆうな

(寒い…)

空を見ると満月や、星などがあって綺麗だった

ゆうな

(綺麗だな…)

ゆうな

(あ…家が見えてきた)

ゆうな

(…?光が付いていないよう…な…)

ゆうな

…!!!!

グシャグシャ…

痛ましい音が聞こえてくる…

アァ?'この家には''1人'''しかいねぇと思ったが…

まさかこんなうまそうな人間がいるとわなァ!!!!

ゆうな

お…かぁ……さん?

ゆうなのお母さん

ゆ…ぅ…な…

ゆうなのお母さん

ごめ……ん…なさ…い

まだ生きてやがるのかァ?

まぁいい…その方が楽しいからなァ!!!!

グシャ

ゆうなのお母さん

あぁぁぁああああぁぁぁあ!!!!

ゆうな

おか…ぁ…さん

ゆうな

あ''ぁ''ぁ''ぁ''あ''あ''ぁ''あ''あああ!!

怖い色柱さんと優しい色柱さん(鬼滅の刃)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

333

コメント

17

ユーザー

鬼…!続きщ(゜Д゜щ)カモォォォン

ユーザー

…(。'-')悲しいね…続き楽しみ!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚