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シオン･コーヘン
キュルツナーさん、私…
ミロ･キュルツナー
…大丈夫。
ミロ･キュルツナー
シオンは…私が守る。
シオン･コーヘン
……そうじゃ、なくて…っ！
ミロ･キュルツナー
……
ミロ･キュルツナー
シオン。
ギュ…
ミロがシオンの手を両手で包む
シオン･コーヘン
っ…
ミロ･キュルツナー
私は…騎士だ。
ミロ･キュルツナー
君を守り、戦う…そんな騎士。
ミロ･キュルツナー
…大丈夫、私は……そんなので死ぬような人間ではない。
シオン･コーヘン
……分かりました。
ミロ･キュルツナー
……。
ミロ･キュルツナー
ありがとう。
すると、ミロは静かな微笑みをシオンに向ける
シオン･コーヘン
……っ！
ミロ･キュルツナー
…じゃあ、そろそろ……。
シオン･コーヘン
…気をつけて行ってください。
ミロ･キュルツナー
ああ。
ミロ･キュルツナー
シオン！
シオン･コーヘン
…！
シオン･コーヘン
キュルツナーさん！
ぎゅ…
シオン･コーヘン
おかえりなさい！
シオン･コーヘン
……お怪我は…？
ミロ･キュルツナー
それなら、心配ない。
ミロ･キュルツナー
私は…無傷だ。
シオン･コーヘン
！！…良かった…。
シオン･コーヘン
で、でも…お怪我があったら、遠慮せず言ってくださいね…？
シオン･コーヘン
私、キュルツナーさんのために頑張りますから…！
ミロ･キュルツナー
ありがとう、シオン。
ミロ･キュルツナー
…だが、時に君は、無理をし過ぎる。
ミロ･キュルツナー
体…壊れないのか？
シオン･コーヘン
キュルツナーさんはいつも、私の心配をしてくれますよね…。
シオン･コーヘン
それは、ありがとうございます！…正直、嬉しかったです…。
シオン･コーヘン
無理は、出来る限りしないので！！
シオン･コーヘン
心配…ありがとうございますね。
ミロ･キュルツナー
…そうか。
ミロ･キュルツナー
なら、いいのだが……。
シオン･コーヘン
ふふ……。
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