少年A
そろそろ出てくるんじゃないか?
少年B
ほんとにここであってんの?
少年A
それは大丈夫
少年A
目印の石碑があるから
少女A
ねえーまだー?
少年B
もうすぐー
カキン その時高い金属音がした
少年A
おっ?
少年B
キターー!
少女B
これこれ!
少女C
なつかしいなあ…
少女A
私何入れたっけ?
少女B
私は自分への手紙とおもちゃの宝石だったかな
少女C
私は自分への手紙だけかな。もっと入れときゃ良かった
愛香
(こんな所来なきゃよかった)
愛香
(昔のこと思い出すし…)
愛香
(そう私はこの時イジメられていたのだ)
愛香
(あいつに)
突然背後から名前を呼ばれて、愛香の体がビクリと反応した
夏美
愛香ー