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コネシマさんの能力は、 おれは知らない。
皆は知ってるらしいが、 おれは知らなかった。
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…自分を殺して、 兄さんを助けようとした事があったんか、…この人は…、
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そらそうか、 兄さんが大事なら直ぐに俺を殺せば 能力なんか手に入る。 けど、…俺を殺さないために あんたは、能力を使って…俺を…、 兄さんを助けようとしとる。
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……どうするか、 …おれは、生きたい。 それに、…兄さんにも…大先生にも チーノにも生かされた命。 死にたくなんてない。
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あんたは、ニコッと笑いながら 手を横にあげる
無害だと表すように
大人になった自身は憎い… 部隊隊長の貴方を殺しに。 また会いに行く
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だって、嫌いやから。
…でも、大嫌いやから。
そう思わないと…、 あんたを殺せないと思ったから
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…凄い優しいから。 あんたは俺にあんた自身を殺させようとしてるのが嫌らしいから。 だから、…俺がこんな感じに 素直になれないのも 全部わかってるから
本当は、そんな事を言おうとしてないのに…俺は、貴方を嫌いだけど 大好きなのに…、 貴方に感謝しなければいけないのに
…俺を苦しめないようにしてくれる そんなアイディアなのに、 おれはそれを受け入れたくない
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そうは言ってもきっとそれは出来ない
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俺が震えてるのが、 怖がってるのが分かるのか 心配そうにこちらを見つめる
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そう、…思うしかないから。
俺はそう言って睨みつける
…あぁ、なんで言葉出てこないんだろう
神様は、…残酷だな
最後くらい素直になりたかった。
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最高に汚い醜い笑いをする。 貴方を嘲笑うように。 …するとあんたは困ったように笑って
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最高にこの世で1番綺麗な 笑いをして
俺は、銃を貴方に向けて
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下手くそな笑いやなぁ…、ほんま、
kn
優しい貴方は、最後まで 笑ってくれた。
その頭に向かって撃った
血がダラダラと 頭から流れ始める。 ピカピカと体が光っている
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ピカピカとその光は、俺の 体から能力がふらっと抜けていく 感覚が出てくる。
…、ゆっくりとコネシマさんの 体を抱きしめた
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冷たくなっていく体。
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ずっと、寂しかったから。
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そう言った瞬間、彼の体は 光り出す。
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ゆっくりと、コネシマさんは 俺の方を向く
kn
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まじビビるって…なんで? え、?…
kn
kn
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kn
kn
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その瞬間、勢い良く 風が吹き荒れる
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kn
ゆっくりと、こちらを向く瞳
ni
ni
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ワァ…?…え、ん?