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寿命㌫
コメント
10件
え、好きです!(突然許して...)
わ , 新作ありがとうございます !! 🥰💓 今回も神作過ぎて , わくわくです .. !! 伊王裙が裏切ったときに " 強がり " になっちゃっている二国が愛おしい .. !! どんなに最悪の裏切りであっても , 最期は一緒 . そんなの " 相死相愛 " といっても過言ではないのでは .. ?! 🧐💘 いくら鬱でも気分が乗らなくても , 誰かと会ったら明るい自分であろうと取り繕う伊王裙 . とても胸が締め付けられますね .. 😭😭 そして卍さんもそんな伊王裙を知っていたのでしょうか .. ?? 投稿ありがとうございました , ご馳走様です !!
あっ好きです………😇(絶命)†┏┛墓┗┓†
ナチス
ナチス
腕の中で衰弱する彼の、 身体中にできた傷を撫でる。
撫でた部分から、 徐々に崩壊していく。
イタ王
顎に手が添えられる。
そうして私の身体もまた、 触れられた部分から ぼろぼろと崩れ出す。
これでいい。
イタ王はとにかく、 軍事画策が 絶望的に下手だった。
何度も敵を見誤り、 そのたびに私に助けを求めて来る。
勿論最初のうちは、 やれやれと言いながらも 駆け付けていたさ。
私はコイツにならって ファシズム体制の党を作ったのだし、 なにより同盟に誘った責任も 私にあると思ったからな。
…しかしイタ王がその後 戦績を伸ばすことはなく、 それどころか敗北は続くばかり。
私も自分の進軍が中断されて、 だんだんと苛立ちを覚えていった。
イタ王は何度も助けを求めてくる。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
最初に出てきたのは、 戦費の心配だった。
既にイタ王には 愛想を尽かしたからか、 引き留める心は僅かしかない。
それよりも、 これまでコイツに費やして来た 軍資金と兵を時間の損失の大きさに 絶句していた。
金と 兵と 時間だぞ?
私は時間を何より大切にする。 よって何の利にもならない味方に ただそれを無駄にしたという事実は、 私に死ねと言っていることになる。
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王の顔が1フレームほど 悲哀で歪んだように見えたが、
私はもう諸々のショックで フラフラしていたので 気に留める余裕はなかった。
イタ王
そう言うとすぐに 強気に眉を吊り上げたから、 先程のはやはり気のせいだろう。
私はすぐさま イタ王に背を向けた。
カツカツカツカツカツカツ…!
冷え切った廊下を 早歩きで通る。
ナチス
ナチス
そこからは早かった。
私はイタ王という同盟国に 見切りをつけ、 すぐさま占領に取り掛かったのだ。
北・中部イタリアを攻め、 抵抗した部隊を叩き潰した。 60万のイタリア兵を 捕虜にした。 イタ王を作り上げた党首を 新たな共和国の指導者に立てた。
こうしてイタリアを 具沢山に利用した、 傀儡国家の出来上がり。
イタリアは地中海の 防衛線となったのだ。
イタリア国内は、混乱した。
枢軸側のサロ共和国、 連合国側のイタリア王国、 レジスタンスのパルチザンが 三つ巴を成しているのだ。 当然である。
私もイタリアを戦場に 盤上遊戯を嗜んではみたが―――
ついに連合軍は イタリア南部へ伸し上げ、 私はそれらの戦線を見放した。
他の占領地でも 同様の結果が重なり、
私はとうとう、 完全に追い詰められる こととなる。
ガシャン!!!!
無機質な地下シェルターに 施錠の音だけが鳴り響く。
ナチス
そうして私は、 潰された右足と左腕を引きずって 中へ入っていった。
コツン.........。
実験部屋の厚い扉に 背中を預け、 ズルズルとしゃがみ込んだ。
ナチス
目立つ欠損は右足と左腕だが、 他にも損傷はある。
利き手である右手の小指薬指は 爆撃で逝ってしまったし、
首には鎌の、 頬には鉛玉が掠った傷が 残っている。
そうして、額。 アイツの槌で 脳天をかち割られそうに なったものの、 私の優秀な部下に庇われて 掠っただけで済んだ。
その掠り傷が右目寄りなことから、 隻眼のアイツも自身と 同じ目に遭わせてやろうとか 考えたんだろうな。 ざまぁみろ。
ナチス
こればかりは、 どてっ腹に思い切り 銃撃を受けてしまったからな。
ナチス
ナチス
ナチスは自嘲気味に 天を仰ぎ 傷を見ないようにした。
しばらく深呼吸していると、 じわじわと左腕を模した蜃気楼が 現れ始めて、
やがてその像は 本物の腕となり 再生したのだ。
ナチス
いつもなら掠り傷くらい すぐ治るのだが、 米帝につけられた銃痕は 頬と腹から消えはしなかった。
私の、 国としての維持力が 弱まっているのだろう。
ナチス
ぎゅっ、ぱっ
不完全な両手を握って放し、 自分がここに来た目的を 反芻する。
―――そこでタイミングよく、 背後の扉から物音がした。
ガタン、ガタッ
イタ王
イタ王
同盟国だった頃に よく聞いた、 寝ぼけた声。
私はそれに、 懐かしさすら感じなくなっていた。
ナチス
イタ王
驚いた顔でこちらを振り向く イタ王の身体には、 傷ひとつないように見える。
それは当然だ。 私が守ったのだから。
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
混乱と疲弊を 取り繕うイタ王に、 心ここにあらずで 無感情に冗談を言う私。
この空間に、 本心などは 存在しなかった。
――――カタンッ
イタ王
脱出の希望を見たからか、 はたまた新たな脅威を 警戒したからか、 敏感に物音を感じ取るイタ王。
私は薄っぺらい笑顔を 浮かべながら言ってやった。
ナチス
イタ王
このシェルターという名の監獄には イタ王以外にも枢軸国が居た。 というか、ナチスが連れて来たのだ。
ナチス
戦争は、 枢軸国の敗けで終わると。 外に居る生き残りの日帝も、 抵抗は無駄に終わると。 私は、そう悟ってしまった。
だからここへ逃げてきて、 彼らをここへ集めたのだ。
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
私はイタ王に近づき、
ガッッ!!!!!
先程着させた 実験服の襟元を ひねり上げた。
ナチス
ナチス