槐
槐
槐
槐
本人様とは関係ありません!フィクションです!
青組です!地雷さんはまたね!
死ネタ注意
誤字脱字あったらごめんなさい!
なんでも許せる方のみ!
𝕃𝕖𝕥'𝕤 𝕘𝕠
ほとけ
いふ
買い物の帰り道
俺はいつものようにほとけと話しながら帰っていた
ほとけ
いふ
やれることも限られるよな
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふくんってほんとリスナー思いだよね!w
そうやって何気なく俺を褒めてくれる
そんなほとけが俺は好き
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いつも通りの会話
いつも通りの日常
俺の幸せはほとけと一緒にいること
それがずっと続けばいいのに
だけどその思いは次の瞬間
塵になって消えた
プップー
車のクラクションの音がした
とっさに後ろを振り向くと大きなトラックがほとけの真後ろにあった
今するべきことを考えてみる
『ほとけを助けないと』
その思いと同時に
『俺も死ぬかも』
そんな思いが俺の体を否定して
危ない!!!
そう叫ぶことしかできなかった
ほとけ
キキーッ
打ちどころが悪かったのか
ほとけは車の下敷きになっていた
車の下の隙間からチラリと見えた光
その光を手に取る
その後、ほとけは救急車に運ばれた
あそこで俺が庇ってたら...
俺が犠牲になってたら...!
そんなこと考えても手遅れなのはわかってる
でも、ほとけはまだ死んだかわからない
いふ
いふ
タッタッタッ
看護師
いふ
いふ
看護師
いふ
看護師
安心したのもつかの間
看護師
いふ
その言葉で俺の気持ちは一気に下がった
看護師
看護師
いふ
看護師
『1番大切な人が亡くなる』
看護師
俺の気持ちはどん底に突き落とされた
ついこの前、ほとけの1番大切な人を聞いた
最悪なことに、ほとけは
『いふくん』
そう答えた
いふ
いふ
看護師
いふ
いふ
看護師
ほとけ様がお目覚めになるまで傍にいてあげても良いと思います。
いふ
俺はどうしたらいいのか
病室に向かいながら、今するべきことを考えてみる
いふ
覚悟を決めて病室に入った
ガラガラガラ
ガラガラガラ
いふ
そっと呼んでみる
ほとけ
聞き慣れた声
ほとけ
きょとんとした君の顔
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけが俺の名前を忘れてる
俺が死んだことが知らされたら、ほとけの記憶は戻るのかな
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
幸せそうな笑顔
またやり直してもいいかもしれない
だけど今までの思い出が思い出せないまま
そのままでほとけの人生を終わらせるのは嫌だな
ほとけ
いふ
ごめん
思い出作り、もうできない
俺の今するべきこと
俺の大切な『ほとけ』のためにするべきこと
いふ
ほとけ
車の下の隙間から見えた光
その正体を取り出す
いふ
青い宝石のネックレス
俺が首にかけているのは水色
ほとけ
いふ
ほとけ
嬉しそうな顔
俺以外にも見せる笑顔
俺にしか見せなかった笑顔、もう見れないのかな
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
『ずっと愛してる』
ほとけ
そう言って2人で育ててたコチョウランの花を渡す
そしてその場をすぐ去った
ほとけ
ほとけ
ほとけ
いふ
病室の外のすぐ側で聞いていた
ほんとごめん。叶えられなくって
ほとけに伝えたい思いを詰めた手紙をその病室のポストに入れた
タッタッタッ
ガチャ
いふ
俺はやるべきことを果たすため、屋上に来た
いふ
いふ
そう言ってフェンスに足をかける
ほとけの記憶を戻すためにそっとフェンスから手を離した
ほとけとお揃いのネックレスを胸に、6つの階を窓越しに上から通り過ぎる
いふ
グシャ
その言葉を最後に俺は息を引き取った
いふくんと出会って数時間後
ほとけ
ほとけ
いふくんにもらった花を手に持つ
ほとけ
ほとけ
気のせいかな
ほとけ
花をそっと胸に抱きしめる
ほとけ
ほとけ
ガラガラガラ
看護師
ほとけ
てくてく
ガラガラガラ
ガラガラガラ
ほとけ
看護師
ほとけ
看護師
ほとけ
看護師
ほとけ
ほとけ
手紙をくれたのはいふくんだった
だから嬉しいはずなのに...
嬉しいはずなのに...なんで....
ほとけ
泣いてるんだろう....
ほとけへ どう?体調はいい感じなのかな? お前が事故にあう前、こう言っただろ? 『今するべきことをする』 ほんといいこと言うよなw で、特別な記憶喪失なんだっけ? その人の1番大切な人が亡くなれば記憶が戻るなんてどうかしてるよなw でもそれしか治療法がないのなら、俺はほとけのために死ぬよ。 だってお前が『1番大切なのはいふくん』って言うんだしw 俺があげた花、コチョウランって言うんだけど なんていう花言葉か知ってる? 『あなたを愛しています』 だってさ。 お前を愛してる。だから愛してる人のために 命を犠牲にした、文句ないだろ? お前は絶対長生きしろ、 もっと思い出たくさん作れ。 今までの思い出が思い出せないまま人生終わらせるなんて嫌だし お前に幸せになって欲しいから。 大好き いふより
ほとけ
ほとけ
全部思い出した
事故に合うまでの思い出
そして事故にあったあとの思い出も覚えてる
ほとけ
たとえそれがいふくんの願いでも
僕はいふくんを追いかけるよ
ほとけ
ごめんね....ほんと....
ほとけ
僕は大切な人の約束を破ってでも
会いたかったから
グシャ
槐
槐
槐
槐
槐