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カナタ
本当は キスしたい
でもこんな所だから 我慢した
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
カナタ
ヒカル
好きな人と 一緒にただこうして
隣で体を寄せ合っている それだけで幸せを感じる
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
カナタ
本当に鈍いというか…
でもまぁ そこが良いんだけど
何をするにも 新鮮で 毎回新しい表情で
カナタ
カナタ
ヒカル
カナタ
カナタ
すぐに返事して欲しかったのに 動揺して 中々言ってくれなかった
カナタ
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
カナタ
前もやった気がするけど
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
頭のいいヒカルが こんなにまで おれの拙い英語で 狼狽えるなんて
本当に焦ってるんだな おれって悪い奴だ
カナタ
もう一度目を見て ハッキリ言った
ヒカル
顔を真っ赤にして 小さい声で答えた
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
カナタ
おれはしばらくこの状況に 浸りたかった
男同士なのに 理解していいって言って…
理解してるのか!?
カナタ
ヒカル
カナタ
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
急に また 顔が赤くなった
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカルの想いが こんなにも胸を熱くさせてくれて
こんなにも 愛しいなんて 想像以上だった
カナタ
カナタ
ヒカル
さっきまでの 真っ赤な顔をしたヒカルとは 一転
屈託のない笑顔をおれに向けてきた
ケンシ
ヒカル
カナタ
ケンシ
ケンシ
ヒカル
カナタ
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
ヒカル
カナタ
めっっっっちゃ 気が重い…
俺は渋々病室に戻った
ケンシ
ケンシ
カナタ
ケンシ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
カナタ
ケンシ
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ヒカル
カナタ
ヒカルは行ってしまった
この病室といい… 会長といい…
また気まずさが またというか更にと言うか…
カナタ
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
会長に顔を寄せてもらった
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
ケンシ
カナタ
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
ケンシ
意外な一面だった
ケンシ
ケンシ
カナタ
ケンシ
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
カナタ
カナタ
カナタ
ケンシ
事実を知った上で 何故俺が選ばれた? のか
理解に苦しんだ
カナタ
ケンシ
ケンシ
カナタ
ケンシ
カナタ
急に話を変えた 会長は 目つきも少し変わった
普段の顔から 少し緩くなったというか
ケンシ
カナタ
ケンシ
カナタ
カナタ
ケンシ
そう言うと俺のベッドに 上半身を伏せて
腕に顔を乗せて こっちを向いた
カナタ
この気を許した顔と えもいえぬ表情が
やはりイケメンゆえに 男でも少し惚れてしまいそうになる
ケンシ
そう言いながら 布団越しの膝の上で 会長は目を閉じた
カナタ
ケンシ
返事はなかった
そしてしばらく この状態が続いた
ケンシ
カナタ
正直ちょっと疲れていた
生徒会の業務があって
毎日 田上光流に嫉妬して
今日病院へ来たら 二人は確実に
恋人同士という立場を 成立させていた
当然の流れだが 奪おうと言う気持ちが ないおれは
ただただ二人をみて 幸せそうにしている姿が 羨ましかったのかもしれない
ケンシ
そんな感情が入り乱れて 勝手に疲弊していたのだ
田上光流が帰った今 おれは
勝手なワガママで この時間を
広坂叶多を 少しでも感じていたくて
強引に 布団越しの膝の上に顔を伏せた
カナタ
ケンシ
なぜだか 気持ちが緩んで 寝てしまった
ヒカル
会長は本当に寝てしまった
スースーという 薄い寝息だけが
聞こえてきた
カナタ
カナタ
気を許したであろう その寝顔は
悔しいけど
綺麗だった
カナタ
カナタ
カナタ
自惚れかもしれないけど 会長がおれのためにここへ来て
人に見せないであろう 寝顔を今まさに
おれにさらけ出してる
カナタ
カナタ
カナタ
カナタ
カナタ
おれは何を思ったか
会長の頭に手をあてた
カナタ
柔らかい髪が おれの指をスルッと 抜けてく
そして頬を触ってみた
ケンシ
カナタ
声が漏れ出てビックリした
でも起きてなかった
それを確認すると 親指で唇をなぞってみた
カナタ
ケンシ
なんかエロい!
会長の表情すらも少し艶っぽ…
カナタ
カナタ
イタズラがイタズラじゃ無くなる前に やめよう
おれは結局 しばらくこのままに することにした