九葉
はぁ…
アレから時雨とは一言も話していない
九葉
分かってる…私があの時あんな事して無かったら時雨を傷つけずに済んだ…
仕方ない…また小説の方進めていくか…
主人公を元地下アイドルの設定にしてそのお金で返していく設定にしよう…
ちなみに私は恋愛経験ゼロである。 その為、ストーリーもなかなか薄っぺらいものである。
九葉
マネージャーでも登場させるか…
歳は二十代後半ぐらいで体型はややガリ体型で眼鏡をかけている…と
九葉
主人公の方にももう少し色気を出すか…
九葉
たまには無理やり感も必要だよね
九葉
さて、これ書いた後は篤哉にお返ししに行こっと…
九葉
篤哉…昨日はありがとね
篤哉
お!これは…?
九葉
クッキー…よかったら食べて
篤哉
ありがとう…。
九葉
じゃあまた
篤哉
うん
九葉
ふぅ…無事に渡せて良かった…
ホッとした束の間、ふと急に身体が後ろに傾いた…
九葉
おっとと…
よく見ると時雨が後ろから腕を回していたのだ…
時雨
姉貴…
九葉
時雨…
時雨
昨日は悪かった…姉貴にからかわれてつい…
九葉
こっちこそごめんね
九葉
時雨の事叩いちゃって
時雨
ううん…俺は叩かれて当然の事を言ったんだ…姉貴は悪くない
九葉
時雨…
九葉
ありがとう…
俺は姉貴に頼んで今書いてる小説を少しだけ見せてもらうことにした…
時雨
へぇ…これが小説かぁ…
俺は夢中になってどんどん読み進めていく…
九葉
そんなじっくり見ないでよ…恥ずかしいから…
時雨
いや、中々いい話だぞコレ
九葉
本当?
気がついた時には俺はずっとこの本に夢中になっていた…。
時雨
しかしこの話…どっかで聞いたことあるぞ…
九葉
えっ…!
時雨
この借金取りとか…
時雨
後、このアイドル?も
九葉
…。
時雨
姉貴…もしかしてコレ…!






