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美咲
美咲
一応、声をかけながら中に入る
……でも、返事はない
中は真っ暗だ
私はポケットからスマホを取り出してライトをつけた
すると、奥の廊下の先に何かが見えることに気づいた
美咲
私はそちらにライトを向けてみた
美咲
それは、確かにあかりだった
けれど、その全身は植物のつるのようなもので覆われていた!
あかり
その植物に脱がされたのか、あかりはほとんど裸になっていた
そして、つるはうねうねと気持ち悪く動き、 あかりの股間を刺激しているようだった
その動きにあわせて、あかりの荒い息遣いが聞こえてくる
あかり
――あかりは口も植物に押さえられ、声を出せないようだった
私が驚いてその様子をぼうぜんと見ていると、 突然あかりの全身が激しくけいれんした
あかり
その様子を見て私は正気に戻った
美咲
あかりが私の方を見ている
苦しいのか、その顔は真っ赤に上気している
美咲
私はそういうと、あかりの体に巻きついた蔓を掴み、引き剥がそうとした
指が痛くなるほど力を込めたけど、蔓はびくともしない
あかり
その間にも、あかりの身体がびくん、と跳ねる
美咲
美咲
あかりの瞳が涙で滲んで、私を見上つめている
でも、その表情は……
……苦痛というより、どこか甘く蕩けているように見えた
蔓は私の手を拒むように締めつけながら、 逆に、あかりへの攻めを激しくしていく
ぴちゃ……ぴちゃ……湿った音が響くたび、あかりの腰が小刻みに震える
彼女の太ももを這っていた太い蔓が、さらに深く沈み込んでいくのが見えた
あかり
あかり
口を塞がれていた蔓が、少しだけ緩んだようだ
あかりの掠れた声が、初めてはっきりと漏れた
あかり
植物はあかりをさらに追い詰めていく
蔓の先端が、あかりの胸の突起を優しく包み込み、くるくると回す
あかり
あかりの身体が弓なりに反った
瞳が虚ろに宙を泳ぎ、頬が真っ赤に染まる
このままじゃだめだ。なんとかしないと……
そうだ!
私はあることを思い出した
美咲
あかりを置いて、いったん地下室から飛び出した
美咲
美咲
私が探していたのは、ガラス片だ
天井のガラスが割れて、かなり大きなガラスのかけらが 落ちているのをさっき見かけていたのだ
ハンカチで包んで、自分の手を傷つけないようにして、 もう一度地下室に戻った
あかり
あかり
あかり
あかりの声が響いてくる
美咲
あかりの足にからみついている蔓にまず切りつけた
かなり固かったけど、ガラスをこすりつけるように動かすと、 蔓に切れ目が入った
美咲
美咲
ただ、時間はかかりそうだった
その間にも蔓はあかりを襲い続けている
特に股間の辺りに蔓の先端が集中していて、 股間に深く埋め込まれた太い蔓が、まるで生き物のように うねうねと蠢きながら、さらに奥まで沈み込んでいく
あかりの腰がびくんびくんと跳ねるたびに、 結合部から白濁した液体がとろりと溢れ出してきた
あかり
あかり
あかり
あかりの掠れた喘ぎ声が地下室中に響き渡る
あかりの秘部は、もう完全に植物の玩具にされていた
細い蔓がクリ・リスを執拗に撫で回している
時折、蔓の表面に小さな突起が膨らんで、 敏感な部分をピンポイントで責め立てているのがはっきりと見えた
あかり
あかり
あかりの身体が大きく反った瞬間
びゅるっ、びゅるるっ……!
股間から勢いよく潮が噴き出した
あかりは全身を痙攣させながら、完全に絶頂に達していた
私は必死に残りの蔓を切り刻んだ
最後の太い蔓がぷつりと千切れた瞬間、 あかりの身体がぐったりと床に崩れ落ちた
あかり
美咲
でもあかりはぐったりとして、動くことも出来ないようだった
私はあかりを背負い、必死で地下室から逃げ出した
外に出るとあかりを地面に置いて、重たい鉄の扉を閉めた
そして、扉の取手に近くに置いていた棒を突っ込んだ
美咲
あかりは気を失ったようにぐったりと地面に倒れていた
そのあと、どうやって家に帰ったか覚えていない
次の日からしばらくの間、あかりは学校を休んだ
1週間ほどして学校に戻って来たとき、 あかりはなんだか恥ずかしそうにしていた
私も何も言わないことにした
あの植物園での出来事は忘れようと思った
美咲
あの植物は一体何だったんだろう
もしかしたら、あの植物が生えてきたせいで、 植物園は潰れてしまったのかもしれない
私はそんなことを考えていた
終