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悠斗
悠斗がスマホを構えて笑っていた。 ぽんずを抱きかかえたまま、太陽みたいにまぶしい笑顔を向けてくる。
悠斗
颯人
悠斗
仕方なく隣に座ると、ぽんずがもぞもぞ動いて、肩が軽くぶつかった。その一瞬で、胸の奥が妙にざわめいた。 シャッター音が響き、悠斗の笑い声がこぼれる。
悠斗
ぽんず
颯人
悠斗
颯人
悠斗
その言葉が耳に残って、視線を逸らすことができなかった。横顔が近くて、まぶしくて。ほんの少しの沈黙が、やけに長く感じた。
そして悠斗が、ふいに思いついたように言った。
悠斗
颯人
悠斗
颯人
悠斗
颯人
悠斗
その笑顔があまりにも無邪気で、颯人は思わず小さく息を吐いた。
夜。湯気が立ちこめる浴室の中、颯人は湯船に肩まで沈みながら、ぼんやりと天井を見上げていた。
颯人
思い出すのは、悠斗の笑顔と、何気ない言葉。そして触れた肩の感触。
「颯人の手、あったかいね」
その一言が、頭から離れなかった。
颯人
昔から一緒にいた。 幼なじみで、気を使う関係じゃない。 それなのに、最近はただ隣にいるだけで落ち着かなくなる。
お湯の温度が少し高く感じて、髪をかき上げる。
颯人
そう言い聞かせても、心の奥の小さなざわめきは消えないままだった。
リビングに戻ると、悠斗がぽんずを抱きながらテレビを見ていた。
悠斗
颯人
悠斗
悠斗の隣に並ぶぽんずは、もう半分眠っている。その光景に、胸の奥がふっと緩んだ。
布団を並べて寝るころには、部屋の灯りは柔らかい常夜灯だけになっていた。
悠斗
颯人
悠斗
小さな声でそう言って、悠斗は笑った。 その笑顔が眩しすぎて、何も言えなくなる。
ぽんずの寝息が響く。 悠斗がスマホを掲げた。
悠斗
颯人
シャッターが小さく鳴る。その瞬間、手が触れた。離れようとしたが、悠斗は動かず、ただ小さく笑った。
悠斗
その声に、胸の奥が静かに波立つ。
颯人
悠斗
颯人
照明が落ちて、静寂が降りる。けれど、颯人の頭の中にはまだ、湯気の中で思い出した悠斗の笑顔が残っていた。
眠れない夜だった。