僕の名前はチョンジョングク。
16歳、世間一般的にはだけど海の近くでアトリエを営んでいる。
今日はネタ探しのためにアトリエは閉めて散歩をしている。
ジョングク
砂浜で人が横になっている。
寝てるだけかな…。
でも万が一、倒れてたりしたら…。
僕は、ちょっとおせっかいかもしれないけど、 見に行ってみることにした。
顔を覗き込んでみると、僕は驚いた。
綺麗な顔をしている。 目を瞑っていても分かる切れ長な目。 スッと通った鼻筋。 柔らかそうな唇。
って見惚れている場合じゃない!
彼の体は海水でぐっしょり濡れていた。
ジョングク
彼は答えるはずがなかった。
まさか…死んでる⁉︎
胸に手を当ててみると、微かに動いているのが分かった。
よくよく見ると、彼の唇はうっすら紫色で息も浅かった。
V
ジョングク
V
彼は重たそうに手を上げ、僕の頬をさすった。
ジミナ…?
僕はジョングクですけど。
寝ぼけてるのかな…?
ジョングク
ジョングク
V
彼はうっすら目を開けて体を起こそうとしたが、 途中で力尽きて僕の膝の上に倒れてしまった。
ジョングク
僕は彼をなるべく動かさないように抱え、ひとまず家に連れ帰ることにした。
人のことを…お姫様抱っこするのは初めてだ。
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