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学校へと潜入したが、渡り廊下でフルフェイスヘルメットを被った人物達に挟み撃ちにされてしまったハカセ父達。
時間はその直後までさかのぼる。
ハカセ父
ヨウタ父
ヨウタの父が廊下を強く蹴り、フルフェイスAとの間合を一気に詰める。
まさか、銃口を向けられたままの状態なのに、間合を詰められるとは思っていなかったのであろう。
とっさに猟銃を構えようとするが、しかし、その時点でヨウタの父の回し蹴りが、フルフェイスAを捉えていた。
ヨウタ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ヨウタ父が言い終わると同時に、フルフェイスAは床に崩れ落ちていた。
フルフェイスB
フルフェイスBが猟銃を構えるが、しかしヨウタ父のほうが速かった。
フルフェイスBが引き金を絞るよりも速く、フルフェイスBの背後に回り込むと、トンと首筋に手刀を叩き込んだ。
よく漫画などであるが、本当に気絶をするものなのだろうか。
長年抱いてきたハカセ父の疑問は、今目の前で解決した。
どうやら、本当らしい。
ヨウタ父
崩れ落ちるフルフェイスBの姿に、ヨウタの父は吐き捨てるかのように言った。
ハカセ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ハカセ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ヨウタの父はそう言うと、フルフェイスヘルメットを担ぎ上げて歩き出した。
ハカセ父
ヨウタ父
ヨウタ父
ハカセ父
ハカセ父は気を失っているであろうフルフェイスBを担ぎ上げる。
ハカセ父
そんなことを考えながら、ハカセ父はヨウタ父の後に続いた。
更衣室には独特の匂いが漂っている。
汗の匂いというよりも、それをごまかすための制汗スプレーの匂いが強い。
ハカセ父
ハカセ父の問いかけに対して、ヨウタの父はフルフェイスAのヘルメットを脱がす。
ヨウタ父
ハカセ父
フルフェイスヘルメットの下から出てきた顔は、50代くらいの男性のものだった。
ヨウタ父
ヨウタの父は見覚えがあるようだが、しかし思い出せないでいるようだ。
ヨウタ父
ヨウタの父は考えるのをやめ、改めてフルフェイスAからライダースーツ一式を剥ぎ取る。
トランクスと肌着姿の中年は、いまだに目を覚さない。
ヨウタ父
なんの説明もなしに、剥ぎ取ったライダースーツを身につけるヨウタの父。
フルフェイスA
フルフェイスA
あげく、フルフェイスまで被ってしまう。
その姿を見て、彼がやろうとしていることは、おおむね理解できた。
ハカセ父
フルフェイスA
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
フルフェイスA
ハカセ父
ハカセ父
フルフェイスA
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父はスマートフォンを取り出した。
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
セイヤ母
セイヤ母
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
ハカセ父
スマホのカメラで例の男を撮影しようとした時のことだった。
フルフェイスA
ヨウタ父は、慌てた様子でひん剥いた男をロッカーの中に詰め込み、近くにあったモップをつっかえ棒にして、ロッカーが開かないようにする。
更衣室が狭いがゆえに実現できた力業だ。
フルフェイスA
てっきり、見ぐるみを剥がした男が目を覚ましそうになったのだと思ったハカセ父であったが、どうやら違うらしい。
小さな唸り声のようなものと一緒に、フルフェイスBの体がぴくりと動く。
唸り声ですら、合成音声に変換されるのが気持ち悪い。
フルフェイスA
フルフェイスA
フルフェイスA
ハカセ父
フルフェイスA
フルフェイスA
ヨウタの父が言う通り、確かにフルフェイスBは目を覚ましてしまいそうだった。
なにを考えているのか分からないが、とりあえず従ってみるハカセ父。
ロッカーに寄りかかるように座ると、うつむいてみた。
フルフェイスB
フルフェイスA
フルフェイスB
フルフェイスA
フルフェイスB
フルフェイスA
フルフェイスA
フルフェイスB
フルフェイスBの言葉にヨウタの父は頷く。
フルフェイスA
そして、ハカセ父のことを何度か足で蹴ってきた。
ハカセ父
文句のひとつでもつけてやろうと思ったが、しかし喋ったら全てが台無しだ。
我慢して発言しないように務める。
ハカセ父
そして、今しがた目を覚ましたような演技をする。
ハカセ父
フルフェイスA
フルフェイスB
フルフェイスB
フルフェイスA
ヨウタの父は銃口をハカセ父へと向けてくる。
中身がヨウタの父であり、それが演技だと分かっていても、銃口を向けられるのはいい気分ではない。
フルフェイスA
ハカセ父は両手を挙げつつ立ち上がる。
フルフェイスA
ハカセ父
ハカセ父
こうして、形は変則的ながら、3年D組へ潜入を試みた父親達。
反撃……開始。