1944年
日本は、第二次世界大戦のさなかだった
悪化していく戦況
時代の波に飲まれる人々
そんな中での、淡い恋の物語
ー・・・ー
蘭
おはよう!誠一郎!
誠一郎
はよ〜
蘭
眠そ〜やね笑
誠一郎
しゃ〜ないやろ〜
蘭
誠一郎…
誠一郎
何?
蘭
蘭
す…
蘭
やっぱやーめた!!
誠一郎
なんや〜
誠一郎
すき焼きでも
食べたかったん?
食べたかったん?
誠一郎
贅沢だなぁ〜笑
蘭
ちゃ、ちゃうわ!!
蘭
てかそないな贅沢なこと
しぃひんし!!
しぃひんし!!
誠一郎
せやな〜
梶本蘭 17歳
ウチは、小さい頃から
幼なじみの誠一郎のことが好き
誠一郎は、20歳
私より3歳年上
せやから、頼りがいがある
まあ、たま〜にやけど!!
誠一郎
あ、着いた
誠一郎
じゃあな!
蘭
うん!
蘭
怪我したらあかんで〜!
誠一郎
せえへんよ!
誠一郎
蘭は心配症やなぁ〜笑
蘭
なっ!
蘭
せっかく心配してあげてるんやから…
誠一郎
わかったわかった!笑
誠一郎
おおきに!笑
誠一郎
じゃあな!
蘭
うん!
ー・・・ー
蘭
あ〜!
蘭
今日も言えんかった…!
蘭
誠一郎さんは多分、あとちょっとで戦争に行っちゃうのに…
蘭
それまでに気持ち伝えんといけへんのに…
蘭
蘭
あ〜!!もう!!
杏
おねえうるさい!!
蘭
はああああ!?!?
杏
そないに好きなんやったら、はよ告れ!
蘭
何言うとんねん!!
蘭
言えるわけ無いやん!!
蘭
蘭
てか、なんで知っとるん?
杏
今更かい!笑笑
蘭
え、そないに前から知っとるん!?
杏
ここらじゃもうとうに
有名な話やで?笑
有名な話やで?笑
蘭
は…!?
杏
気づいてへんのは、誠一郎さんとおねえだけやで
杏
お向かいのおっちゃんも、誠一郎さんとおねえのこと話してたし
杏
ええな〜、有名人!
蘭
なっ、なっ、なっ!!
蘭
最悪や!めっちゃ最悪や!!
杏
なんで最悪なん?
杏
お互いに気づいてへんだけで、ほんまは両思いなのに
蘭
両…思い…?
杏
そ〜や!
杏
せやから、はよ付き合って籍入れなよ〜
杏
誠一郎さん、いつ兵隊に行っちゃうかわかんないし
蘭
そ、やね…
や、い、言えるわけないわ!
てか、杏は一体いつからこんな生意気に…!
ー・・・ー
誠一郎
ただいまー
誠一郎
実はなぁみんなにお知らせがあるんや
誠二郎
どないしたん?兄貴
誠一郎の母(陽子)
もしかして…
誠一郎の母(陽子)
誠一郎の母(陽子)
赤紙かい?
誠一郎の父(誠也)
そうなんか…?
誠一郎
誠一郎
そうや
誠一郎
ついに俺にも赤紙が来たんや
誠一郎
さっき家に入ろうとした時に、調度郵便屋さんが通ってなー
誠二郎
誠一郎の母(陽子)
誠一郎
二人とも、大丈夫やって!
誠一郎
俺は絶対
誠一郎
生きて帰ってくる!
誠一郎の父(誠也)
さすが、日本男子や
誠一郎の父(誠也)
おめでとう!
誠一郎の父(誠也)
お国のために頑張って戦うんやで
誠一郎
はい!
ー・・・ー
作者
少し変なところで切れてしまってすみません💦
作者
読んでくださった皆さん、ありがとうございますm(_ _)m
作者
少しでも良いと思ってくださったら、続きを書く原動力になるので
作者
ぜひいいねお願いします
作者
ついに赤紙が来た誠一郎…
作者
二人の恋の行方は、一体どうなっていくのでしょうか?
作者
次回もお楽しみに!