- 紹介 -
・名前:すん・○○ ・年齢:18歳/高校3年生 ・役割:主人公 ・性格:自意識過剰が激しい
・名前:ぶ・すんぐぁん ・年齢:18歳/高校3年生(設定) ・役割:○○の彼氏 ・性格:どこから何までが全部愛らしい
「 “ 僕らの間に秘密なんて作らないで “。」
- 中学生の頃 -
生徒達.
生徒達.
生徒達.
生徒達.
根暗で地味で、
いつも独りぼっちで 育ってきた私。
あることをきっかけに 人と関わりたくなくなり、
なるべく接さない様に、 心がけてきた。
でも ——
結局、何もかもバレて しまう人生だったんだ。
そう、私には “ 親がいない “。
私を産んでから、 父も母も離婚し、
母親は そのまま自殺した。
私を1人にして。
だから、 バレたくなかった。
誰かにバレれば、 私は嫌われるから。
○○.
“ 中学生 “。
それは、1番周りの 目を気にし始め、
一目を 浴びたくない時期だ。
本当だから、 私は何も答えきれず、
ただひたすら 拳を握りしめていた。
小さい声で 聞こえる私への噂。
煽ってくる男子達。
私を見る視線。
全部が怖くて、 恐ろしくて。
そこから私は、
絶対に隠し通すと、 決意したんだ ——
それから今に至る。
女子生徒.
○○.
あの時の私とは大違いに、
私は自分に 自信を持ち始め、
なんとか自分の嫌な 過去を隠し通していた。
おまけに ——
🍊すんぐぁん.
愛しあえる、 彼氏だってできた。
全部が充実した 日々を送れていた。
そう、 この時までは ——
- 次の日 -
○○.
いつもの様に 陽キャに慣れた私は、
クラス全員に挨拶を交わす。
でも ——
生徒達.
皆んな何も言わず、 私を除け者扱いした。
中には、私を見ながら コソコソと話す人も。
嫌な記憶が、蘇る。
嘘だと思いたかった。
この充実した生活を、
続け通して 見せたかったから ——
女子生徒.
女子生徒.
女子生徒.
仲が良かった彼女も、
不審者を見るような 目で私を見つめる。
○○.
何も言えなかった。
図星だから ——
その時 ——
🍊すんぐぁん.
私の彼氏のすんぐぁにが、
大きな声でクラスメイト 1人1人を見つめた。
🍊すんぐぁん.
🍊すんぐぁん.
彼の怒鳴り声は他の クラスにも聞こえ、
続々と野次馬達が 集まり始める。
涙が出そうになったのを グッと堪えて、
高鳴る心臓を抑えながら 息を呑んだ後、
私は、 教室を飛び出した ——
○○.
人目が見えない所まで、 やっと辿り着く。
もう私の心は ズタボロだった。
一体誰がバラしたのか。
どうして私にこんな 人生があるのか。
それさえも 知ろうと思わず、
ただひたすらに 泣いていたから。
すると ——
🍊すんぐぁん.
ちょっと息が 切れた様な声が、
私の名前を呼んでくれる。
咄嗟に 振り返った時には、
温かい胸に抱きしめ られていた ——
🍊すんぐぁん.
優しい優しいその声が。
私の脳内を 響き渡らせる。
○○.
余計に涙はボロボロ落ち、
彼の服を濡らしてしまう。
すると彼は、
悔しそうに、まだちょっと 息は切れながら言った。
🍊すんぐぁん.
🍊すんぐぁん.
まだ目に 涙を浮かべながら、
その瞳を私は見つめる。
情熱に満ちた彼の瞳は、
私を後悔させる 一方だった。
こんな事で 負けてられない。
秘密を隠し 通さなくてもいい。
だって、
“ いつか、自分をわかって くれる人がいるから —— “
- 秘密なんて、捨ててしまえ。 長編 -
- END -
コメント
38件
え、あの、 その中でも誰推しですか?(なんかプロフに直接聞きに来なさいって書いてあったから聞きたくなりました♡♡)
あはは、好きだわ
まって、すんぐぁな? キャラ変なんてしちゃダメよ?