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涼介くんを好きになった最初のきっかけは……
涼介くんが欠席した次の日に「ノート貸して」って言われたこと
そして、返してくれる時に
涼介
って言われたこと
なんだかドキッとしてしまって……
涼介
江美
涼介
江美
涼介
江美
涼介
そんな風に、気軽に話をするようになって…
家にいる時も涼介くんのことを考えるようになって…
これが「好き」って事なのかなって、気がついた
もう授業は始まっているけれど、私はそっと涼介くんの横顔を見た
こうして授業中も時々、涼介くんの横顔を見る
江美
江美
ずっと心に秘めていないといけない
でもせめて……
江美
なんて……ガラにもなくかわいい事を思ってみたりもしたんだけど…
手に握った消しゴムを見ていた私は、そっと斜め前の涼介くんを見た
シズカ
その日私の班は教室の掃除当番だった
江美
江美
2番目は涼介くんの席
江美
斜めに傾けた時に、中から教科書や筆箱が落ちてしまっていた
江美
江美
涼介くんの青い筆箱を見ると、つい、意識してしまう
シズカ
江美
シズカ
江美
シズカ
江美
シズカ
江美
もう一度止めようとしたけれど、シズカはもうすでに筆箱を開けて消しゴムを手に取っていた
そしてゆっくりとケースをずらしていく…
そこには『シ』の文字が見えた
シズカが笑みを浮かべた時……
涼介
江美
涼介
シズカ
江美
私は筆箱を涼介くんの机の上に置いた
涼介
シズカ
江美
涼介
涼介
シズカ
涼介
涼介
そう言って、筆箱と体操着を手に取ると、教室を走り出ていった
江美
江美
私はシズカの前で上手く笑えそうもなかった