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大人な百瀬を照れさせたい

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「大人な百瀬を照れさせたい」のメインビジュアル

大人な百瀬を照れさせたい

第1話 - Prolog

2,101

2025年08月09日

#桃青

#stxxx

#nmnm注意

ももんが@低浮上

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2,101

ももんが@低浮上

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青

…、

いつも隣にいる百瀬

桃

…（欠伸

高校から仲良くなった友達で

趣味もあって仲良いのだが

桃

ん…、な ~ に？青。微笑

青

…、

大人ぶって僕を子供扱いしてくる所だけ気に入らない

『大人な百瀬を照れさせたい』

青

…なんでもない。

桃

そう？

黄

2人とも ~

赤

ご飯行こ ~

橙

…笑笑（すれ違った友達と話してる

この3人はいつも隣のクラスからお昼になるとはるばるやってきて一緒にお弁当を食べる仲だ

桃

ん ~ 。

君は軽くそんな彼らに返事をしたあと

桃

青？

また優しいその声で僕を呼ぶ

青

あ'' ~ もう分かってるって！

僕らの学校は屋上の出入りが自由なので

沢山の人がご飯を食べに屋上に集まる

橙

お、俺らの定位置空いとるわ

赤

俺今日柵側ね ~

黄

あ、ずるい！僕ですよ！！

なんて他愛のない話を交わす

桃

青はいいの？柵側じゃなくて

今まで黙っていた百瀬が口を開く

青

僕はどこでもいいよ

ほんとは僕も柵側がいいけど… とかそうじゃなくて

桃

へ ~ 大人だな

青

…（拗

なんだよ大人だなって

青

正直僕のこと年下に見てるでしょ

桃

ど ~ だろうね

青

ッ…

『やっぱりかよ！』

なんて叫びたくなるのを我慢する

青

…（そっぽ向く

桃

…、？笑

橙

やっぱあの子俺らのことめっちゃ見とるよな？（小声

黄

自意識過剰ですよ

橙

いや俺らはあれやとしても桃ちゃんおるし…

赤

あ、！あの子桃くん狙ってるって噂聞いたわ！

赤

そうだ思い出した！！

思いついたように目をパッと丸く大きくして手を叩いて反応する

青

ｯふはっ笑

赤

なんだよ青てめぇ ~ ！

いつものように君は優しく僕に怒ってくる

青

いやｯ、別に ~ ？笑

橙

正直、桃からしてどうなん？？

そんなぼくらの会話の横では恋バナが再開している

桃

…いや、俺って決まったわけじゃねぇだろ笑

赤

いやあれはほぼ確定でしょ…

桃

…ん~ 、チョコ80個貰った赤ならどうすんの？笑

赤

えぇ ~ …

赤

…付き合うでしょ

自信ありげにそう言う彼

青

…

アドバイスを貰った此奴を横目で見る

青

付き合うの？

桃

…笑

桃

な ~ に、青。嫉妬？笑

青

いやいやいや、…めでたいことだと思いますよ？

青

もちろんね。大人なんでね僕。

青

嫉妬とかしませんよ。

橙

急に喋るやん

黄

青ちゃんも彼女欲しいもんね ~ 微笑

青

だからちげぇって！！

そんな話をしてたら頭に手を置かれ痛いほど強く撫でられる

青

ちょ…ｯ、何！？

桃

安心しろって、笑

桃

俺まだ彼女作る予定ないから。

青

へ ~ 。

赤

あからさまに大人しくなったぞ此奴！笑

青

っうるさいなぁ！

青

彼女欲しいのはみんなもでしょ！？

黄

言い切った笑

なんでいつもこう振り回されてばかり

青

…（拗

部活の時間になると体育館からはシューズを踏み込む音が聞こえる

青

ｯふ…っ（シュート狙う

このシューズの音が僕には心地が良い

桃

お、入った

そんな事を考えたいたら後ろから噂の百瀬が歩いてきていた

青

まぁね。

そんなことを話していたらシュートを囲んで橙黄赤も集まってきて

橙

俺ダンクがちょっとできるようになったんよ見て！？

黄

お ~ ！

なんて会話を弾ませる

桃

…

そんな中でもずっと考える

この百瀬をギャフンと言わせる方法を

青

…（考

《危ない！

そう横から聞こえてきて咄嗟に身構える

青

ｯ…

ちょっと見てみると卓球の玉が飛んできていた

桃

…ん、

びっくりして僕は身構えてしまったけど百瀬はボールの前に腕を出して僕を庇ってくれていたようだった

僕の通う学校の卓球部はかなり強い監督が居るとかで上手い人が多い

だから打つボール一つ一つがネットすれすれで早くて素人には打てない玉ばかりなのをいつも見る

青

ｯちょ、大丈夫！？

青

ごめん！！

そういいながら近づく

桃

…ｯ、

君は一瞬眉間にしわを寄せたけど

びっくりして一歩下がっていた僕が桃くんに一気に近づくと

桃

大丈夫だよ。ありがとな

そう言って笑いかける

青

ｯ…

いや絶対痛いじゃん

晴れてるもん

青

ｯ保健室着いてく。

桃

良いって。

青

いいから！

そう言って半ば強引に手を引き連れていく

青

…ん、出来た…

先生が今日は不在だったため僕でもできる応急処置をする

桃

んな大袈裟な。

青

百瀬は将来声優なるんだから駄目だよ

桃

なんでお前そんなに声優推してくんだよ笑

青

俳優でもいいよ？

桃

はいはいありがとう笑

ムカつくけど声はこれがイケボかって初めて僕が納得したのも君の声

顔だって鼻も高くてかっこいい

女の子が好きになるのも納得できる

青

…

青

…ほんとに彼女作んないの？

青

僕百瀬に彼女いないの信じられないんだけど

桃

えぇ…作って欲しいの？

青

そういう訳じゃないけどさ。

桃

まぁ、彼女といるのも楽しいのかもしれんけどさ

桃

今はお前らと居る方が楽しいから

青

お ~ 。

『良い奴すぎでしょ』そう言おうと思ったら口を開いたのは君の方が先で

桃

まぁ、知らんけど

青

…今の余計な一言すぎでしょ

なかったらかっこいい！イケメン！で終わりだったのに

思わずつっこんでしまった

桃

ははｯ笑

青

…

青

僕最近ずっとこれで悩んでんだけどさ…

部活も終わった学校帰りの公園で

赤

…なるほどね ~

青

…いや興味無さすぎでしょ…

ほか3人が店にシューズを買いに行く中『相談があるんだけど…』って言って赤くんだけ連れ出した

赤

いや…なんか

赤

桃くん案外子供だけどな…って

青

えぇ、？

青

僕といる時ずっとアイツませてんだけど

赤

変ないたずらするし小学生みたいな事で笑うし

赤

下ネタ好きだし、…

青

…

下ネタ好きなのも知ってるし、変なことで笑うのも知ってる

けど、それは赤や黄くんとか橙くんに見せる姿

青

…僕嫌われてんのかな…

赤

いやないない！

赤

嫌いな人にあの桃くんが話かけるわけないでしょ！？

青

…

それはまぁそうなんだけどね

心の中で相槌を打つけれど口から出そうと思っても言葉を飲み込んでしまう

赤

…しいて言うなら、俺

赤

桃くんが顔真っ赤にして照れてるとこ見たことないな

青

……、？

赤

告られても照れないし、褒めても少し照れくさそうにするだけでさ

赤

顔真っ赤にして照れるところとか…

赤

…ん ~ 誰も見たことないんじゃない？

青

…照れさせるって…いくらなんでも無理があるって…

赤

でもそれくらいしかないよね ~

青

…

黄

ただいま戻りました ~

下げていた視線をあげるとタピオカを片手に歩いてくる黄くんの姿

青

…あれ？2人は？

黄

シューズレジ並んでたからタピオカ買ってきちゃいました

赤

うまそ ~ ！俺も飲みたい！

黄

はぁ…しょうがないですね

なんて2人が話してる中また僕はずっと考え込む

照れさせるって何すればいいの

そもそも男に照れるのか？

なんて

青

…

青

まずは、…

赤

…？

黄

…（タピオカ飲

青

百瀬と仲良くならなくちゃね

黄

…は？

赤

ぁ ~ …、

橙

あんなレジ長いと思わんかったわ…

桃

ありがとな

橙

ええよ

なんて仲良さげに帰ってくる2人

青

…

桃

ただいま

赤

…あ、おかえり

黄

おかえりなさい（飲

橙

ごめんな ~ 待たせてもうて

青

…おかえり。

桃

…？どしたの？青

青

…いや ~ なんでもない。

しまったまた他のみんなと違って少し冷たくしちゃったかも

桃

…、？

青

…

赤

ぁ、あ ~ そうだ

赤

俺行きたいところあるんだった！

赤

着いてきて欲しいなｰ

何故かカタコトで喋り始める赤くん

青

どしたの？

赤

いやぁ ~ 、？

橙

俺はええよ ~

黄

どこ行きたいんですか？

赤

あ、あそこ！

咄嗟に入ったのは目の前にあったオシャレなカフェ

黄

赤こんなにオシャレなカフェ知ってたんですか？

赤

まぁね ~ …

赤

あ、俺と黄ちゃんと橙くんはあそこの3人席座ろうよ！

橙

は、？なんで？

橙

5人席空いとるのに

赤

いいからいいから！

黄

…、？

そう言って赤くんは2人を連れて行ってしまった

青

…なにこれ。

桃

ｯ笑…

桃

ま、俺らも座る？

青

…うん

そう言って空いていた2人席に腰をかける

青

…

桃

…俺コーヒーとショートケーキにしようかな。

青

あ ~ そっかそっか。

青

…じゃあ、…

青

…僕もコーヒー…とモンブランで…ｯ

コーヒーを頼んだは良いものの甘いものがないとやっていけない

桃

え、青コーヒーいけんの？

青

舐めんな行けるよ

桃

へぇ ~ …

凄く感心しているかのような声が出ていて少し罪悪感がある

定員さんを読んで注文を終わらせる

青

…にしても、綺麗な店だね

桃

な。

そこからはゲームの話だとか普通にいつもするような他愛のない話をした

『みるくって名前可愛いよなぁ ~ だとか』

最近やっていたゲームにそった話ばかりで

青

影響されすぎでしょ…笑

普通に楽しく話をする

桃

いやいやいや…笑

こんなふうに話すけれどやっぱり赤くん達よりも意識されているのは確かだ

青

…

なんでだよ僕何した！？

なんて話をしながら考える

桃

…さっきからきゅ ~ に話噛み合わないんだけど

桃

なんかあった？

青

へ、？いやほんとなんでもないんよ！

桃

そう、？

青

…でもさ…

青

…僕気になってることあってさ？

桃

なになに？

初めてする僕の悩み相談みたいな話に君は興味を示している

青

…

青

…百瀬って何されたら照れるの？

桃

え、？

桃

…いや、…まぁ、人によるわ

桃

てかその時と場合による

青

…顔を真っ赤にするような感じで

青

照れるのって何したらなるの？

桃

…何、どういう質問？

青

い ~ から

桃

…

君は少し考えたあと

妙な笑みを浮かべて

こちらを見る

青

…

思わず唾をごくりと飲み込む

桃

…んふ、笑

桃

…あ ~ 、青が俺にデレてきたら照れるかも。

青

っ…

青

…デレるって何…誰にでもデレデレだし

桃

嘘つけよお前！

青

…（拗

大人ぶって冗談ばっかり

青

言っとくけど本気で聞いてるんだけど？

桃

本気で聞くって言われてもね

桃

俺も本気だからさ

なんでまた笑う

青

もうええわ…自分で考えるし…

そう言って向けていた顔をまたそっぽ向けると

君はまた楽しそうに声を押し殺しながら笑う

絶対に照れさせてやる

♡2000