イギリス
イギリスは今、自室の部屋の隅にうずくまって、 特大のため息をついているところである。
イギリス
大英帝国が居なくなって、 新しく『英国』としてイギリスに継がれたこの国土。
他国との関わり方がいまひとつ分からず、 国としてのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
街でアイツを見つけたときは、 本当に運命だと思った。 だって、大英と同じ格好をした奴が歩いていたんだぜ? でも同一人物な訳じゃない。 彼は少し大英より小柄で童顔だったから。
今日は弟と周辺国の視察に来ていたんだけど、 弟の存在なんて一瞬で忘れて 街行く彼を呼び止めた。
フランス帝国
大英には話しかけられなかった分。 勇気が出なかった分。 仲良く話しているのが羨ましかった分。
フランス帝国
イギリス
困惑するイギリスに対して、 一生懸命興奮を抑えるようにして訊ねた。
フランス帝国
イギリス
フランス帝国
イギリス
イギリス
フランス帝国
イギリス
イギリス
フランス帝国
フランス
フランス帝国
遠くから見つめて、気になっていた大英帝国は、もう居ない。 だから今度こそ、その弟とは話したかった。
フランス
イギリス
フランス帝国
イギリス
それを聞いて落ち込むイギリスに対し、 フランスはやわらかな笑みを浮かべて、
フランス
イギリス
イギリスに手を差し伸べた。
イギリス
フランス帝国
イギリス
フランス帝国
フランス
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