アルジ
続きです!
ゆり(主)
……屋敷で朝まで過ごそうかな…
ゆり(主)
スッ
ムーちゃん
おかえりなさい!
主様!
主様!
ゆり(主)
た、ただいま!
ムーちゃん
ってえぇ!
主様!泣いてないですか?
大丈夫ですか?
主様!泣いてないですか?
大丈夫ですか?
ゆり(主)
うん…!大丈夫、だよ…!
ゆり(主)
(大丈夫じゃないって言いたいよ…)
ゆり(主)
(……でも、言えない…)
ゆり(主)
(心配させたくない…)
ゆり(主)
(迷惑かけたくない…)
ゆり(主)
ちょっと感動する映画、家で見ちゃって
ムーちゃん
そうだったんですね!
それなら良かったです!
それなら良かったです!
ムーちゃん
あっ それとこれハウレスさんからです!どうぞ!
ゆり(主)
わっ バラだ…
ゆり(主)
きれい…
ゆり(主)
ムーちゃんありがとう…!
ムーちゃん
いえいえ!
もう一本はアモンさんにだそうです!
もう一本はアモンさんにだそうです!
ムーちゃん
今から渡しに行きませんか?
ゆり(主)
うん…!いこっか
ムーちゃん
はい!
ムーちゃん
えっと…
部屋はどこでしょうか?
部屋はどこでしょうか?
すすり泣く声
うっ…うっ…
ゆり(主)
何か声がする…
ムーちゃん
すすり泣くような声が聞こえますね
すすり泣く声
うっ…うっ…
ムーちゃん
この声、アモンさんですよ
もしかして、怪我が痛むんでしょうか?
もしかして、怪我が痛むんでしょうか?
アモン
ごめんなさい…ごめんなさい…
ムーちゃん
「ごめんなさい」…?
一体、誰に謝っているんでしょう…
一体、誰に謝っているんでしょう…
ビシッ…ビシッ…
ムーちゃん
それに、この音は何でしょうか…
ゆり(主)
こ、怖いね…
ムーちゃん
どうやらあの部屋から聞こえますね
少し覗いてみましょう
少し覗いてみましょう
キィ
アモン
ごめんなさい…ごめんなさい…
ビシッ…ビシッ
ゆり(主)
(そこには自分の背中を鞭で打つアモンの姿があった)
ムーちゃん
あの音は、背中を鞭で打つ音だったんですね
ムーちゃん
それに、あの鞭よく見るとトゲが生えてきますあんなトゲで鞭打つなんて、考えただけで痛そうです
ゆり(主)
どうして自分を鞭で……
ゆり(主)
(すごく痛そう……)
ビシッ…ビシッ…
アモン
俺が無能だから…ダメな子だから…
アモン
ねぇ…これで…許してくれる?
許してくれるよね…?
許してくれるよね…?
アモン
あなたの好きなろバラが…
こんなに綺麗に咲いているのにろ…
こんなに綺麗に咲いているのにろ…
アモン
だから…許して…
お母様…
お母様…
ゆり(主)
ツツツツ…!
ムーちゃん
アモンさん
どうしちゃったんでしょうか…
どうしちゃったんでしょうか…
ゆり(主)
声、かけた方がいい、かな…?
ムーちゃん
そ、そうですね…!
止めてあげましょう
止めてあげましょう
ボスキ
主様…
ムーちゃん
わっ!
びっくりした!
びっくりした!
ボスキ
主様…
こんな時間にすまないが…少し話しいいか?
こんな時間にすまないが…少し話しいいか?
ゆり(主)
は、はい…
ボスキからアモンの話を聞きおわった後
ボスキ
もうこんな時間か
ボスキ
主様、そろそろ休んだらどうだ?
今日はもう疲れただろ
今日はもう疲れただろ
ゆり(主)
確かに、眠い、です…
ボスキ
じゃぁ部屋まで付き添う…
ゆり(主)
あ、ありがとう、ございます…
ボスキ
では、俺はこれで失礼する
ガチャ
ゆり(主)
(はぁ明日学校いかなきゃ)
ゆり(主)
(家事もしなきゃ)
ゆり(主)
(もう明日が来なければいいのに…)
ムーちゃん
主様!一緒に寝ましょう!
ゆり(主)
そうだね…!
ゆり(主)
(明日のことは考えずに今だけでも気楽に過ごそ…)
ゆり(主)
ムーちゃん、おやすみ
ムーちゃん
はい!おやすみなさい
アルジ
終わりです!
アルジ
今日は速く出せた!
アルジ
本当に学校やだわ授業やだ~
アルジ
この話はほっといて
アルジ
また次のお話で会いましょう!
アルジ
↑何かやってみたかった
アルジ
それじゃぁまたね!