おばあちゃん
僕はあなたの事が大好きだ
からあなたも僕のこと
大好きだよね?だから少しぐらい
寂しくても我慢できるよ
おいでっという声がして
久しぶりの声が嬉しくて
駆け足であなたのところに向かった
僕はあなたの歩く道の隣を歩いた
2人で歩く道。僕は全部覚えてるよ
あなたが教えてくれたから
タンポポの道。一緒に遊んだ公園
一回りしてお家に戻った今日は
中に入らないなんだか特別な日
車の窓から見える見られない景色
ここはきたことのないところ
あなたは知らないおじさんに
リードを渡した。お留守番かなぁ
でもあなたはいつもと少し違う
何も言わずに僕の顔を見て
少し悲しそうな顔をしていた
大丈夫。僕いい子に待ってるよ。
冷たい部屋で少し悲しいにおい。
僕は冷たい床に1人で寝ていました
悲しい声がいっぱい聞こえ
僕も寂しくなってきた
でもすぐにあなたが
迎えにきてくれるから大丈夫
僕は毎日ここに座って待ちました
あなたがきたらすぐ見つかるように
入り口からすぐ見えるところに
座って待ちました
おじさんは僕を連れて冷たい部屋に連れて行きました
ドアはいくら開けようとしても
あけることが出来ず
僕は必死にドアをカリカリしました
しばらくすると
息が苦しくなってきました
僕達は立っているのも
苦しくなり次々と倒れてしまった