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だ!〈短編集〉

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だ!〈短編集〉

3 - 戦 / 力 / 組 __お前の隣に__

♥

2,060

2021年05月23日

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BLじゃないです

なぁ、お前はどこに行ったんや

あの時絶対帰ってくるって

約束したやん

任務成功させて帰ってくるわ!

って目をキラキラさせながら言って

そんなお前は、どこに行ったんや?

奈落の底か?

それとも、

空の上か?

お前が笑えって笑わせてくれたから

俺は笑って

お前が徹夜明けに一緒に寝るぞ!! って無理やり寝さすから

俺は徹夜できなくなって

お前が、

ずっと一緒に居てくれる

って言うから

俺は

お前の“隣”におったのに

なんで、お前から離れていくんや

まだ、お前は行くべきちゃうかったやん

なぁ、ゾム

かまわんかったら嘘泣きしてや

資料サボって一緒に寝よーや

ただ、

俺の隣で笑っててや

なぁ、

俺の最高の相棒

もう一度息を取り戻した時

また俺と笑ってくれや

また、

俺の“隣”に戻ってきてや

もう絶対

“そっち”には行かせんから

今日も朝が来る

シッマ

トントォーン!!(爆音)

大先生

とんちー!

トントン

朝から声でかいわ。

今日も「懐かしい仲間」が

俺を呼ぶ。

ショッピ

マジでうるさい、

ロボロ

朝からガヤガヤしとんなぁ

シャオロン

トントンにベタつくのもウザがられんで〜

大先生

シャオチャン!!!

シャオロン

キモイ黙れ。

大先生

チュメタイ、、、

オスマン

前世から変わらないめぅ〜

シッマ

お前らはいつも通りやな

ショッピ

あんたもでしょ

どんだけの時をかけてきたのか知らない。

だけど、こいつらが

“前世の仲間”ってことは

全員が分かってる

全員前世の記憶があるんだ。

変わったことと言えば

俺らは男子高校生になって

生徒会をこいつらとしてること

勿論生徒会の枠はこいつらしか居ない

書記も会長も副会長も 全部俺らで回してる。

全員が前世の記憶を持っているからして すぐ打ち明けて、

前世に戻った気分だった。

してる事が、変わっただけ、、

なにも、変わらない、

なのに、なのに、

俺の“求めてるあいつ”は居ない。

こんだけ大事な仲間に囲まれて

幸せ

なはずなのに

物足りない

俺の隣で

太陽のような笑顔を向けてくれる人も

かまってぇやって駄々をこねる人も

若菜色の目を輝かして悪戯する人も

少し甲高い声で俺の名前を呼ぶ人も

ゲームしよや!って息抜きをくれる人も

一緒に寝よーやぁ!って 温もりを分けてくれる人も

いない、

見当たらない、

シャオロン

トントン、、、

トントン

んあ、?

ショッピ

ちゃんと、休んでますか、?

トントン

大丈夫やで、!

トントン

俺のことは心配せんといてな、!

オスマン

トントン大丈夫めぅ。

大先生

あいつは消えたりせえへんよ。

トントン

っ、!!!

シッマ

俺らがここまで集まれたんやぞ?

ロボロ

あいつも、俺らの仲間やろ?

トントン

っ、、、

トントン

ありがとうっ、

俺が落ち込んでる時、

あいつは 俺の部屋から出て行かんかったな。

書類してる間も

出てけって言っても。

そんなしつこいとこも大好きやった

俺を必要としてくれてるとこが

大好きやった

やのに、

お前を守ることが出来なかった

今でも思い出す

惨めな自分

俺に泣き顔を見せなかったあいつは

初めて俺に涙を見せた

もう、そっちには行かせんからっ、

俺の隣に居て、

こんな図々しいことを言っても

あいつは若菜色の目をキラキラさせて

もちろんや!って笑ってくれるんやろか

そんな願い、

叶うはず、ないのに

ロボロ

あ、そーいえばさ

トントン

ん?

ロボロ

今日新しい子入ってくるって

ロボロ

グルさん言うとらんかった?

シャオロン

今日か!!

大先生

確か、?

シッマ

俺らと同い年で、、

シッマ

えーと、?

ショッピ

転校生の子です。

シッマ

それや!それ!

トントン

転校生?

トントン

珍しいなこんな時期に

大先生

それな

シャオロン

お前学校にいる歴はこっちが上や言うて書類押し付ける気やろ

大先生

べ、べつにぃ?!

シッマ

あかん、図星やわ、、

トントン

ま、ほんならはよ行こか。

生徒会室ならぬ 我々師団。

シッマ

どんな子なんやろ〜

大先生

可愛ええ子かなぁ

ショッピ

女の子ってことはないでしょ

トントン

さすがにこの人数の中1人きついよ

シャオロン

なんか緊張するしね

ロボロ

まぁともかく仕事出来るやつがええな🎶

ガチャ という音と共にグルさんが入ってきた

グルッペン

おはよう。

グルッペン

みんな集合が早いな

大先生

そりゃね

シャオロン

転校生が来る時ぐらいはなぁ?

シッマ

さすがの俺でもはよくるわ!!

グルッペン

おぉ!よく覚えていてくれたな!

グルッペン

その通りだ!先週言っていたが

グルッペン

今日は新しい人材を発表する

グルッペン

入ってこい

トントン

え?なまe、

ガチャ

失礼、します、

今日かr、

緑色のパーカー。

若菜色の大きな目

甲高い声

フードからはみ出す茶色い髪

首元に巻いてる赤いマフラー

深紅色の目

傷んでいない綺麗な黒髪

少し低めの落ち着く声

トントン

ぞ、む、?

愛しい声で俺を呼ぶ

ゾム

と、んと、んっ、?

可愛らしい声で俺を呼ぶ

名前を呼ぶだけで落ち着くこいつは

紛れもなく

俺が“求めてたあいつ”や

ゾム

トントンっ、!!!

ぎゅっと飛びついてくる 俺の一回り小さい体

この温もりが

大好きだった。

いや

大好きなんや。

トントン

ゾムっ、!

トントン

会いたかったぁっ、

ゾム

俺もっ、俺も会いたかったっ、

トントン

ごめんなぁっ、

トントン

あん時守ってやれんくてっ、

ゾム

なんでっ、謝んのぉっ、

ゾム

俺はっ、トントンがおればっ、それでええ、!

また、俺の好きな言葉をかける

前世なんてどうでも良くはないけど

俺も、こいつが居ればなんでもいい

ただ、一緒に居たい

同じ空間に居たい

ゾムの腰に巻き付けてる手に 少し力を込める

それに応えるかのように ふふっとゾムの笑い声がする

なぁゾム

また

俺の横で笑って

俺の横で我儘言って

俺の横で寝て

俺の横で慰めて

お前の隣で、笑わせて?

ゾム

もちろんや!!(ニカッ

なぁ相棒

トントン

やっぱ、大好きや!

ゾム

俺も、大好きやで、!

俺らの前世は

現世に繋がってるのかもしれない

だとしても。

もう絶対、

そっちには行かせない

そっちには行かない。

だってゾムがおるのは

俺がおるのは

トントンの隣やろ? 俺の隣やろ?

長ったらしぃって?(黙r

伸びんかったら消すわ

って言うか出来作やから 非公開にして自分だけ見る(え

ってことでじゃねば!

この作品はいかがでしたか?

2,060

コメント

12

ユーザー

コメ返が遅いって?すまん(土下座姿勢

ユーザー

最高!さすが!

ユーザー

999までハート押しときました!

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