BLじゃないです
なぁ、お前はどこに行ったんや
あの時絶対帰ってくるって
約束したやん
任務成功させて帰ってくるわ!
って目をキラキラさせながら言って
そんなお前は、どこに行ったんや?
奈落の底か?
それとも、
空の上か?
お前が笑えって笑わせてくれたから
俺は笑って
お前が徹夜明けに一緒に寝るぞ!! って無理やり寝さすから
俺は徹夜できなくなって
お前が、
ずっと一緒に居てくれる
って言うから
俺は
お前の“隣”におったのに
なんで、お前から離れていくんや
まだ、お前は行くべきちゃうかったやん
なぁ、ゾム
かまわんかったら嘘泣きしてや
資料サボって一緒に寝よーや
ただ、
俺の隣で笑っててや
なぁ、
俺の最高の相棒
もう一度息を取り戻した時
また俺と笑ってくれや
また、
俺の“隣”に戻ってきてや
もう絶対
“そっち”には行かせんから
今日も朝が来る
シッマ
大先生
トントン
今日も「懐かしい仲間」が
俺を呼ぶ。
ショッピ
ロボロ
シャオロン
大先生
シャオロン
大先生
オスマン
シッマ
ショッピ
どんだけの時をかけてきたのか知らない。
だけど、こいつらが
“前世の仲間”ってことは
全員が分かってる
全員前世の記憶があるんだ。
変わったことと言えば
俺らは男子高校生になって
生徒会をこいつらとしてること
勿論生徒会の枠はこいつらしか居ない
書記も会長も副会長も 全部俺らで回してる。
全員が前世の記憶を持っているからして すぐ打ち明けて、
前世に戻った気分だった。
してる事が、変わっただけ、、
なにも、変わらない、
なのに、なのに、
俺の“求めてるあいつ”は居ない。
こんだけ大事な仲間に囲まれて
幸せ
なはずなのに
物足りない
俺の隣で
太陽のような笑顔を向けてくれる人も
かまってぇやって駄々をこねる人も
若菜色の目を輝かして悪戯する人も
少し甲高い声で俺の名前を呼ぶ人も
ゲームしよや!って息抜きをくれる人も
一緒に寝よーやぁ!って 温もりを分けてくれる人も
いない、
見当たらない、
シャオロン
トントン
ショッピ
トントン
トントン
オスマン
大先生
トントン
シッマ
ロボロ
トントン
トントン
俺が落ち込んでる時、
あいつは 俺の部屋から出て行かんかったな。
書類してる間も
出てけって言っても。
そんなしつこいとこも大好きやった
俺を必要としてくれてるとこが
大好きやった
やのに、
お前を守ることが出来なかった
今でも思い出す
惨めな自分
俺に泣き顔を見せなかったあいつは
初めて俺に涙を見せた
もう、そっちには行かせんからっ、
俺の隣に居て、
こんな図々しいことを言っても
あいつは若菜色の目をキラキラさせて
もちろんや!って笑ってくれるんやろか
そんな願い、
叶うはず、ないのに
ロボロ
トントン
ロボロ
ロボロ
シャオロン
大先生
シッマ
シッマ
ショッピ
シッマ
トントン
トントン
大先生
シャオロン
大先生
シッマ
トントン
生徒会室ならぬ 我々師団。
シッマ
大先生
ショッピ
トントン
シャオロン
ロボロ
ガチャ という音と共にグルさんが入ってきた
グルッペン
グルッペン
大先生
シャオロン
シッマ
グルッペン
グルッペン
グルッペン
グルッペン
トントン
ガチャ
緑色のパーカー。
若菜色の大きな目
甲高い声
フードからはみ出す茶色い髪
首元に巻いてる赤いマフラー
深紅色の目
傷んでいない綺麗な黒髪
少し低めの落ち着く声
トントン
愛しい声で俺を呼ぶ
ゾム
可愛らしい声で俺を呼ぶ
名前を呼ぶだけで落ち着くこいつは
紛れもなく
俺が“求めてたあいつ”や
ゾム
ぎゅっと飛びついてくる 俺の一回り小さい体
この温もりが
大好きだった。
いや
大好きなんや。
トントン
トントン
ゾム
トントン
トントン
ゾム
ゾム
また、俺の好きな言葉をかける
前世なんてどうでも良くはないけど
俺も、こいつが居ればなんでもいい
ただ、一緒に居たい
同じ空間に居たい
ゾムの腰に巻き付けてる手に 少し力を込める
それに応えるかのように ふふっとゾムの笑い声がする
なぁゾム
また
俺の横で笑って
俺の横で我儘言って
俺の横で寝て
俺の横で慰めて
お前の隣で、笑わせて?
ゾム
なぁ相棒
トントン
ゾム
俺らの前世は
現世に繋がってるのかもしれない
だとしても。
もう絶対、
そっちには行かせない
そっちには行かない。
だってゾムがおるのは
俺がおるのは
トントンの隣やろ? 俺の隣やろ?
長ったらしぃって?(黙r
伸びんかったら消すわ
って言うか出来作やから 非公開にして自分だけ見る(え
ってことでじゃねば!
コメント
12件
コメ返が遅いって?すまん(土下座姿勢
最高!さすが!
999までハート押しときました!