陸
あーあねむいな
陸
寝るか
陸
ん?ここは何処だ
陸
どこかの教室のようだ
すみれ
お目覚めのようですね
陸
だれだ!
すみれ
私の事なんてどうでもいい
すみれ
今は貴方のことでしょう
陸
ここはなんだ俺に何した
すみれ
貴方の意識をこの教室に閉じ込めました
すみれ
ここから出たければ試練を乗り越えるのです
陸
試練…?
すみれ
はいこれから試練の開始致します
犬
ワンワン
陸
この犬は俺が昔飼ってた犬
犬
ワンワン!
陸
事故で亡くなったのになんで
すみれ
この犬を殺してもらいます
陸
は?できるわけないだろう
すみれ
できなければ貴方はここかは出ることはできません
陸
そんな…
海斗
大丈夫かな
陸
誰だお前
海斗
僕はねえ
海斗
誰でもないよただの喋る肉の塊さ
海斗
そんなことより良いのかい?犬を殺さないとでれないよ
陸
そんなことは分かってるだが殺せないんだ
海斗
なんでここは夢の世界で犬だって死んでるんでしょ?
陸
俺には2度殺すことはできない
海斗
そうなんだね
海斗
じゃあこうしよう
海斗
僕が犬を殺すから大人しく見てほしいんだ
海斗
君が殺せないなら僕がやるよ
陸
何を言ってるんだ辞めろー
海斗
嫌なら無理にはしないよ
海斗
君はここに居たいんだね
陸
ああ犬を殺すぐらいならここに居てやるよ
海斗
そっかそっか
海斗
その犬君の犬じゃないよ
陸
は?どこからどうみたって俺が飼っていた犬だ
海斗
君が飼っていた犬に似ている犬を持ってきたんだ
海斗
だから君とは全くの無関係
海斗
これなら殺せるよね
陸
それでもできない
陸
こんなの間違ってる
海斗
間違いかたしかにそうだね
海斗
うん間違ってる
海斗
ならどうする?間違いは正しくしないとね
海斗
この犬には病気があるんだ
陸
なに?
海斗
この犬は人間の血が必要なんだ
海斗
どうする?
陸
血だと
陸
そんなことが
海斗
ここは夢の世界だよそんな理不尽なんて当たり前じゃないか
海斗
っと言っても現実が理不尽じゃないってことにはならないけどね
陸
血が必要なのか
陸
ならお前の血を奪うまでだー
海斗
ぐあっ
海斗
良いねその意気込み
海斗
犬の為に人殺しになれるなんて素晴らしい愛だよ
陸
だまれー
陸
はぁはぁ
陸
殺してしまった
犬
ワンワン!
陸
よしお食べ
犬
ガブガブ
陸
よしよし
犬
わん…わん…
陸
どうしたんだ
犬
バタン…
すみれ
試練成功です
陸
どういうことだ
すみれ
簡単です貴方が犬を殺したんですよ
陸
何言ってる俺は犬を助ける為に
すみれ
そんなのは彼の嘘ですよ
すみれ
貴方に犬を殺させる為の嘘なんですよ
陸
そんな…
すみれ
どうです犬殺しと人殺しの両方をした気分は?
陸
あ…あ…
すみれ
嬉しみのあまり声もでませんね
すみれ
これで試練は終わりですお疲れ様でした
陸
ん!
陸
あれは夢か…
陸
これは愛犬の写真
陸
そうだ俺は事故で亡くなった愛犬から目を逸らして生きてきた
陸
そんな俺を叱るために見せた夢なんだろうな
陸
今日は暇だし供養にしくか
陸
~完~
海斗
はい終わりです
海斗
書き終わっての作者の感想書いていきますね
海斗
殆ど何も考えずに書いてました やりたい事とかなかったし適当に描きましたね
海斗
こんな適当に書いたものを読んで頂きありがとうございました
海斗
読み終わった感想あればよろしくお願いしますね