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鈴峯
爆豪クン私は、救える命を救えなかったクズなんだよ
爆豪
あ''？
鈴峯
爆豪クンってさ
鈴峯
今の人生で後悔ってある？
爆豪
……ある
鈴峯
そっかぁ
鈴峯
一緒だねぇ
爆豪
何したんだよ
鈴峯
言ったでしょ
鈴峯
救える命を救わなかったんだ
爆豪
……
鈴峯
…あー、インキクセェ
鈴峯
ダメだよなぁ、今に集中しなきゃいけねぇのに
爆豪
悪いことじゃねぇだろ
鈴峯
え？
爆豪
後悔ってのは生きてるうちに必ずあるもんなんだからよぉ
爆豪
次どうするかが問題だろ
鈴峯
ｷｮﾄﾝ
爆豪
チッ、んだよ
鈴峯
年下の言葉にこんなに心奪われたのは初めてだよ
爆豪
そうかよ
鈴峯
君はきっと良いヒーローになるんだろうね
爆豪
……そうだといいな
爆豪
で、なんだよお前のこと話すって言ったじゃねぇか
鈴峯
あぁ、そうだった
鈴峯
あれは、何歳だったから、中学生？
鈴峯
分かんない、忘れちゃったけどそんぐらいにね
鈴峯
私の家は代々呪術師として生きる家系でね
鈴峯
毎日毎日訓練で
鈴峯
嫌気が刺してたんだ
爆豪
（全く想像つかねぇな、）
鈴峯
ある時ほんとに嫌になって、家を抜け出したんだよね
鈴峯
走りまくって着いた先はなんと山！
爆豪
んでだよ
鈴峯
…小さい頃から自然が好きだったからかな？
爆豪
……
鈴峯
そこでねある男の子と会った
鈴峯
その子は毎日個性の訓練してるんだって、お父さんに認めてもらうんだって
鈴峯
ずっと個性の練習をしてた
爆豪
（お父さんに認めてもらう？）
鈴峯
その子の個性はとても綺麗で
鈴峯
魅入っちゃうほど
鈴峯
ずっと見てた。何日も山に行ってその子の個性を見てた
鈴峯
その時はそれが生き甲斐だった
爆豪
……そいつって、
鈴峯
轟燈矢。彼の名前
爆豪
！！半分野郎の兄貴、
鈴峯
ある日いつも通り山に行った
鈴峯
でもそこに燈矢はいなかった。いたのは警察とエンデヴァー！
爆豪
……（こいつ、）
鈴峯
死んだって聞かされたけど一瞬で嘘だって分かった
爆豪
何でだよ
鈴峯
私の個性は縛り、
鈴峯
燈矢とね結んでたんだ
鈴峯
死ぬ時は一緒だって
爆豪
は、、？
鈴峯
だから、あいつは死んでない
鈴峯
だって私生きてるもん
爆豪
なんだよ、？それ
爆豪
あいつ死んだらテメェも死ぬってことか？
鈴峯
…うん。
爆豪
……（まじかよ）
鈴峯
それからずっと探した。
鈴峯
1年経っても2年経っても見つからなかったけどね
鈴峯
それから私は呪術師になるために専門の学校に入った
爆豪
伏黒のやつか
鈴峯
そうそう
鈴峯
同級生は私合わせてたったの4人！
爆豪
すくねぇな
鈴峯
笑っちゃうよね
鈴峯
燈矢に似てる子がいたんだよね
爆豪
！？そいつが？
鈴峯
ううん。別人。
爆豪
はぁ？
鈴峯
なんだろう、雰囲気っていうのかな
鈴峯
いつも自分の中で何かを押し込めてるみたいな
爆豪
……それは、お前もじゃねぇの、
鈴峯
え？
爆豪
いや、なんでもねぇ、続けてくれ
鈴峯
うん
鈴峯
案の定、その子苦しんでたんだ
鈴峯
でも、気付いてあげられなかった故
鈴峯
その子は私達の前から姿を消し
鈴峯
呪詛師になった
爆豪
…（呪詛師って呪術師の敵のやつだよな）
鈴峯
そして、渋谷を襲撃されて今に至るって感じだなぁ
爆豪
そうかよ
鈴峯
あれ、興味なかった？w
爆豪
お前
爆豪
何か隠してんだろ
鈴峯
！！
鈴峯
どーしてそー思うの？
爆豪
ウゼェんだよ、テメェの顔はよぉ
鈴峯
えっ！？失礼だよ！？女の人に
爆豪
ちげえわ
爆豪
お前ずっと悲しそうな顔してんぞ
鈴峯
！！
鈴峯
え、そうかな
爆豪
おう、
鈴峯
…何が悲しいんだろ
鈴峯
私ほんとは、呪術師なるつもりじゃなかったんだよ
鈴峯
だって、知らない奴助けるとかどーでもいいし
鈴峯
生きてるだけで幸せだし
鈴峯
それなのに死と隣り合わせな仕事するって嫌じゃん？
鈴峯
自分が守りたい奴だけ助けて後はどーでもいい、
鈴峯
これはおかしい？
爆豪
おかしくねぇ
鈴峯
……
爆豪
価値観なんて人それぞれだ
爆豪
テメェが守りたい奴だけ守りてぇなやそうすりゃいい
爆豪
俺達も一緒だ
爆豪
この世の奴なんかそんなもんだからよぉ
爆豪
だから俺は
爆豪
勝って助けるんだ
鈴峯
…ﾌﾌ
爆豪
あ？んだよ
鈴峯
君らしいね
鈴峯
ちょっと救われたような気がした
鈴峯
君には、爆豪クンにはこれからの計画話しておくよ
爆豪
計画？
鈴峯
計画に協力してくれるなら
鈴峯
緑谷クンを取り戻してあげる
爆豪
！！！
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