【番外シリーズ】武道が梵天ファミリーのボスに堕ちるまでの物語

無事に三天戦争を終えてマイキー君が帰ってきた…これで…これでやっとミッションコンプリートだ！

俺は喜びのあまり声を上げる。

千冬が肩を組みながら言ってくる。今日俺は千冬に呼び出されて待ち合わせをしていた

千冬は少し切なそうに笑う

千冬が何かを言おうとしたが言葉を遮られる

こうやってみんなで遊べるのも、ミッションをクリアしたからなんだよな…マイキー君が笑ってる…みんな今までみたいに笑いあってる…

みんなが急に心配しだしたと思ったら自分の頬を水滴がつたっているのに気づく…

俺が涙を拭っていると何故か、俺を後ろに乗せる喧嘩をしていた。俺が困惑していると聞きなれたバイクの音が聞こえる

そう言って三ツ谷くんがヘルメットを投げてくれた。俺はお礼を言って三ツ谷くんの後ろに乗る…周りからの視線の圧には気づかないフリをした…

俺は凄い笑顔の三ツ谷君に頭を撫でられる

俺はみんなを見送り部屋に戻り1息をつく。すると1件のLINEが来た

会いたい、だなんて急にどうしたんだろう…てかなんで俺はこんなにもドキドキしてるんだろう…そんなことを考えながら千冬の待つ駅に向かい千冬を探す

本日2度目の千冬遮りをしたのはイヌピー君だった。天竺抗争以来ココくんとイヌピー君は会ってないらしく今日いたのもイヌピー君1人だった

イヌピー君が突然両手をつかみ顔を近づけて来るから俺はつい照れてしまう

俺はイヌピーくんと手を繋ぎながらお店に向かった

その後3人で夕食を終えイヌピーくんと別れる

イヌピーくんと別れて千冬と2人きりになるが千冬は黙りを続けている

本当はうっすらと気づいてた…だって俺らは相棒だもん…

千冬と約束をかわした記憶を思い出そうとしたがどうしても思い当たるものがない

訳が分からなくなってる俺の唇に少し苦く柔らかい感触がした

千冬は泣くのを堪え俺を見つめていた

俺らは千冬との約束を聞きながら近くの海に来ていた

簡単に話をまとめると、過去の俺は千冬とひなと付き合いながらでいいから自分と付き合ってくれと申し出て(ヒナに許可はえている）俺の彼氏になっているという。

正直信じられない…ただ嫌な気はしなかった…

ﾄﾞｷｯと胸が鳴った気がした…

パシャ

この後お互い家に着いてもLINEで遅くまで普通に馬鹿みたいな会話をしていた…

俺は不純だ…ヒナも千冬も…みんなのことも好きなんだから…そんなことを考えながら次の日みんなに改めて挨拶をし未来に帰ったのだった