目が覚めると 私は公園にいた。
どうやらもう夜らしい。
倒れていた近くに 自分の荷物が放り投げられていた。
スマホを手に取ると、 拐われた日の次の日になっていた。
優花
え、もう一日も経ってるの!?
優花
早く帰らなきゃ。
優花
お母さんに怒られちゃう。
優花
お母さん心配してるよきっと…
ふと自分の腕に目をやる。
優花
本当にブレスレット付いてる…
優花
あれは…
優花
夢じゃなかったんだ…
優花
てか私…
優花
何であんなことあったのに
優花
こんな冷静でいられるのかな…
そう思うと私は 自分自身が怖くなった
優花
ただいま…
お母さん
あんた!!!!!!!
お母さん
何時だと思ってんの!!!!!!!
お母さん
てか、連絡もしないで帰らずに💢
お母さん
どこいってたの💢
優花
ごめんなさいお母さん…
優花
あ…あの…
優花
急遽友達の家に…泊まってた…
本当のことは言わなかった。
言えるはずもなかった。
お母さん
嘘つくんじゃない💢
優花
ほ、本当だよ!!!!!!!
お母さん
次無断外泊したら外出禁止💢
お母さん
早くご飯食べてお風呂入って寝なさい💢
優花
はい…
優花
(この会話もあいつに)
優花
(聞こえてるのかな)
私はご飯を食べ終え お風呂に入っていた。
優花
本当にこのブレスレット…
優花
全然取れないじゃん…
優花
最悪。
そう思いながら優花は頭を流し始めた。
そして、また 浴室が湯気の霧でいっぱいになった。
優花
ん…?
すると再び 鏡に文字が浮かびあがる。
優花
Mother&Father…
優花
はっ…!
優花
これがもしかして…
優花
あいつの言ってたお題…?
優花
お母さんとお父さん…
優花
が…何…?
優花
しかもDG3ってなによ…
優花
ケンジ…どうなったかな…
優花
罰則って…何なんだろう…
考えても考えても 何も分からない。
というより
考えれば考えるほど 余計に分からなくなる。
優花
ケンジ…
私はお風呂を終え 自分の部屋に戻った。
優花
お題は分かったけど…
優花
何をすれば良いんだろう…
優花
お母さんとお父さんが何…?
優花
それに私…
優花
お父さんと連絡も取ってないし…
優花
私また拐われるのかな…
優花
ケンジは帰って来てるのかな…?
優花
電話してみよ…
プルルルルルル
プルルルルルル
はい
優花
ケンジ!?
優花
帰ってるの!?大丈夫なの!?
ピエロ
僕はケンジ…
ピエロ
そう!!!僕はケンジでぇぇぇぇす!!!!!!!
優花
あんた…
優花
ケンジはどこ。
ピエロ
ケンジさんは、合宿先へ
ピエロ
お戻りになられているはずです。
優花
なんであんたがケンジのスマホを
持ってんのよ
持ってんのよ
ピエロ
あぁ。これ。
ピエロ
もうあの子には必要ないですからね…
ピエロ
アヒャヒャヒャ…
優花
必要無いってなに!?
優花
どういうこと!?
ピエロ
まぁまぁまぁまぁ!
ピエロ
そう焦らず!
ピエロ
命はあるのでご安心を。
優花
ケンジは本当なら部活の合宿だから
優花
顧問の先生がケンジが
居ないことに気づいて
居ないことに気づいて
優花
警察に連絡行って
優花
あんたなんかすぐ捕まるんだからね
ピエロ
ああああああ!
ピエロ
その事でしたら
こちら側が対処済みです。
こちら側が対処済みです。
ピエロ
長電話は終わりにして…
ピエロ
残り3日間の日常をお楽しみください
ピエロ
おや?12時回りましたね。
ピエロ
DG2
ブチッ
ここでピエロとの通話が終わった。
優花
本当に何なのあいつ…
優花
でもまって
優花
''残り3日間''って言ったよね?
優花
DG3ってもしかして…
優花
それで今12時回ってDG2になった…
優花
てことは…
優花
私がこうして居られるのも
優花
残り2日ってこと…?
D
G
2