TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

【第一章】WT色に染まりたかった。

一覧ページ

「【第一章】WT色に染まりたかった。」のメインビジュアル

【第一章】WT色に染まりたかった。

2 - #2 WT色に染まりたかった。

♥

156

2021年11月03日

シェアするシェアする
報告する

かんなちゃん、テストどうだった〜?

柑無

うーん、微妙かな

柑無

67点だった

へ〜‪!凄いじゃん、クラスの平均点!

柑無

そう……かな?

あっ、○○ちゃん! またテスト良かったんでしょ?

うん、まぁね〜‪w でも頑張ればもっと出来たのにな、、

え〜!?95点じゃん!凄い!!

あ、かんなちゃんは?何点だった?

柑無

67点…

あっ、ちょうど平均点ぴったり?

かんなちゃんは、なんと言うか、 期待を裏切らないよね〜

ね!The平均って感じ?‪w まあ、もっと勉強すれば伸びると思うけどね?‪w

あ、酷い〜‪w かんなちゃん、次、実験だよ! 移動するよ〜

柑無

あ、うん!

柑無

……

柑無

…嫌な夢だった

柑無

……あぁ、私飛び降りたんだ

柑無

それで、

柑無

Nakamuさん……?

柑無

から話を聞いてもらって、

昨日の夢のことを思い出していると、 激しい頭痛が襲ってきた。

柑無

あっ………

柑無

これ…は……WT…の

柑無

……

柑無

……

Broooock

はろー!

Broooock

僕はBroooockです!

柑無

…え

……教室?

柑無

夜の…教室?

Broooock

あぁ、この場所ね

Broooock

僕がチョイスしたんだぁ

柑無

ぶるーく…さん?

柑無

Nakamuさんは?

Broooock

あぁ、Nakamuはね〜

Broooock

もう君には会えないんだ

柑無

どうして……?

Broooock

君は既に「彼の色」をもらってるでしょ?

柑無

あ…

点滴の端の方が水色に なっていた事を思い出す。

柑無

本当に…それでいいんですか?

Broooock

……どういう事?

柑無

点滴に色があるだけで

柑無

私はこれから大丈夫なんですか?

Broooock

君は、もう教室に戻りたくない

柑無

……!

Broooock

実はね?‪w

Broooock

君の点滴に色を満たせば〜

Broooock

君はもう怖い世界で生きなくてよくなるんだ‪w

Broooock

もう、あんな世界に帰らなくていいよ〜

柑無

本当…ですか!?

Broooock

うん

柑無

でも、なぜ?

Broooock

その点滴は、

Broooock

ただの点滴じゃなくてね

Broooock

君を世界から守ってくれる

Broooock

凄いやつ。

柑無

凄いやつ……

Broooock

その点滴は君を

Broooock

完全に世界から遮断する事ができる

Broooock

そして〜???

Broooock

君は夢と病室だけでの存在になれるって訳さ!‪w

柑無

それは…

柑無

……凄いです

Broooock

色、欲しいでしょ?

柑無

…はい

Broooock

君の悩みを、話してください

Broooock

僕が聞いてあげるから

柑無

………

柑無

…私、

柑無

私だけの理解者が欲しくて

柑無

みんな、

柑無

この人にはこの人

柑無

あの人にはあの人

柑無

っていう関係があるんです…

柑無

私には…いない

柑無

っ…私には誰も居ないんです…

Broooock

……柑無ちゃん、

柑無

…ぐすっ、はい

Broooock

もう、大丈夫だよ?

柑無

う…っ、はい……泣

Broooock

もう1人で生きなくてもいいんだからね?

柑無

…グズッ……はい

柑無

でも、私なんかを

柑無

……愛してくれる人なんてっ…

Broooock

……辛かったね

柑無

誰が私を愛すの……?泣

Broooock

みんなだよ

Broooock

これからは、みんな君が大好き

柑無

…っ!泣

柑無

じゃ、じゃあ……!

柑無

私はっ、、

Broooock

そう

Broooock

もう、君だけで闇を背負わない

Broooock

君の事をわかってくれない奴なんて

Broooock

もう居ないんだ

Broooock

安心して

柑無

…うっ、はい

柑無

ありがとう……

柑無

ございます…泣

Broooock

僕が君を染めてあげよう

柑無

……っ

また、点滴に赤い光が見えた。 そして、Broooockさんの姿が だんだん透けていった。

柑無

柑無

あの、明日また来ても……?

Broooock

うん、

Broooock

君は、…自由……だ

柑無

…!

柑無

っ!

柑無

あ、ぁ

柑無

私、

柑無

もう独りじゃないの?

柑無

夢と病室だけの世界?

柑無

……夢…みたい

見上げれば、ごく普通に見える点滴が 静かに水色と赤の2色で光っていた。

To be continued…

loading

この作品はいかがでしたか?

156

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚