俺は夢を見た。
幼い頃の夢だ。
出てきたのは俺ともう一人。
そのもう一人には何故か 霧のようなものがかかっていて、 シルエットすら見えなかった。
けれど、そいつが心友だってことはなんとなくわかった。
???
シオン=ホロウ
俺は幼い頃から自然に関するもの 全般好きで、趣味で 家庭菜園をしていた。
そして、その菜園のことを俺達は “シオン植物園“と呼んでいた。
???
心友もまた、 自然を愛する者の1人で よくお互いの植物園(菜園)を 見物し合っていたみたいだ。
シオン=ホロウ
???
そんな風に穏やかに 時間が過ぎていき、 俺は久しぶりに 懐かしい気分になれた。
と、思っていた。
そう、夢はまだ終わってなかった。
さっきの場面から一気に 雰囲気が変わって、 俺達が知るはずのない 謎のトンネルに居た。
それも何故居たのかすら不明だ。
シオン=ホロウ
???
シオン=ホロウ
???
???
シオン=ホロウ
そんな風に2人で議論しながら 歩いていると、目の前が 徐々に明るくなってきた。
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
???
その時の心友は 反応が薄いように思えた。
けれど、すぐに気のせいだと思って再び足を進める。
あれからしばらく歩いた。
俺は歩いている間にも何度も心友に話しかけたけど、 決まって返ってくる返事は 「へぇ」「そうだね」「うん」 などの典型的な相槌のみだった。
シオン=ホロウ
???
シオン=ホロウ
???
すると急に心友が立ち止まった。
シオン=ホロウ
???
シオン=ホロウ
心友はこちらを向いて、 ゆっくりと口を開いた。
“君のことなんか、 誰も求めちゃいない“
それから心友はそう言って、 俺に背を向けて走り出した。
俺はその背中に 必死に手を伸ばした。
シオン=ホロウ
どんなに伸ばしても届かず、 明るい方へ向かって 行くうちに心友は すっと消えてしまった…
目が覚めると、 俺は知らない場所に居た。
どうやら何者かに拾われたらしい…
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
シズク=ムラサキ
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
俺が警戒して、臨戦態勢に入ると 黒いコートの男が こっちへ歩いて来た。
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
俺はその言葉を聞いた瞬間、 少しさっきまでの 気分の悪さが和らいだ。
シオン=ホロウ
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
初対面の相手に馬鹿正直に 全部話す気にはなれなかったので、 一言で簡潔に話した。
“もう何も 無いから“
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
俺は何気なくそう言った後、 少し間を置いてまた口を開いた。
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
男は俺の話を黙って聞いていた。
クロロ=ルシルフル
そう言って、ゆっくり目を閉じた後 予想外の言葉を口にした。
“お前も同じなんだな…俺達と“
シオン=ホロウ
腑に落ちない顔をしていると、 金髪で背の高い若い男が出てきた。
シャルナーク=リュウセイ
流星街は1500年前から廃棄物の処理場となっているスラム街だ。
その場所が出身ということは、 彼らは捨て子という訳。
シオン=ホロウ
シャルナーク=リュウセイ
ヒソカと呼ばれた男の方を見ると、 そいつは不気味な笑みを浮かべた。
ヒソカ=モロウ
ヒソカはピエロのような 見た目をしていた。
シオン=ホロウ
そして黒いコートの男は 俺の目の前へ歩いてきて、 “ある提案“をした。
クロロ=ルシルフル
クロロ=ルシルフル
ヒトリになりたくないのなら、 迷わずに受け入れるべきだろう。
けれど俺は断った。
シオン=ホロウ
クロロ=ルシルフル
クロロ=ルシルフル
“俺がお前の 人生を 変えてやるよ“
シオン=ホロウ
シオン=ホロウ
クロロ=ルシルフル
俺がもう一度同じ返答をすると、 どこか残念そうな表情をして 俺に別れを告げた。
クロロ=ルシルフル
シオン=ホロウ
コメント
3件
これからどうなるんだろう 次が楽しみ😊