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名門一ノ江高校

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名門一ノ江高校

8 - 名門一ノ江高校

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2020年12月02日

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青星 心音

桃原 理美

おじゃましまーす。

青星 心音

いらっしゃーい。

結局、暇だと言うから、理美くんと家で遊ぶことになった。

勉強しようと思ってたんだけどなぁ。

桃原 理美

ゲームしようぜー

青星 心音

分かった。取ってくるわ。

でも、ゲームは好きだし、理美くんとやるのは久しぶり。

テレビ台の引き出しを開けて、ゲームの電源をつけた。

ピーンポーン

その時、インターホンが鳴った。

青星 心音

ん、誰だろ。

桃原 理美

俺出るよ。

そう言って、インターホンを確認する理美くん。

「はーい」と言う声が聞こえてくる。

「青星先輩居ますか!!」

桃原 理美

ん、心音?

「急いで来るように言ってください!!」

桃原 理美

え、あ、分かった!

理美くんが、慌てたような声を上げると、ダッシュで僕に近づいて来た。

桃原 理美

あの女の子、金井玲香だっけ?

桃原 理美

あの子が早く来いだって!

青星 心音

え、あ、うん!

流羽斗くんに何かあったのかと思い、階段を駆け降りた。

青星 心音

玲香ちゃん?

金井 玲香

青星先輩ッ!

青星 心音

そんなに慌てて、どうしたの?

金井 玲香

流羽斗が、、居ないんですッ、、

青星 心音

は、

流羽斗くんが?

さっき家に行った時は中から声がしたよね。

そんな数秒でどこに行ったの?

金井 玲香

青星先輩のところには来て無いですか?

桃原 理美

こっちには来てないな。

金井 玲香

そうですか、、

青星 心音

どこに行ったんだろう、、

金井 玲香

……ぃ…ゃ…

玲香ちゃんが何か言ったのを、僕は聞き取れなかった。

もう一度聞き返したが、「なんでもないです、それより」と話を逸らされる。

桃原 理美

、、!2人とも、行くぞ!

青星 心音

うわぁっ

金井 玲香

桃原先輩ッ⁉︎

いきなり理美くんが、僕と玲香ちゃんの手を掴んで走り出した。

流羽斗くんがどこに居るのか、、分かったのかな。

桃原 理美

ハァ、ハァ、

桃原 理美

急がないとっ、

昨日あった出来事。

流羽斗は忘れているはずがない。

今はちょうど全校生徒が帰ったくらいの時間。

つまり、いじめには丁度いい時間。

あいつの事だから、きっと七森って奴を助けに行ったんだろう。

流羽斗はきっと学校だ。

紫橙 七森

、、、、、

今は放課後。

俺にとって1日で1番嫌な時間。

今日も俺は屋上に呼び出されて。

いじめられる。

紫橙 実笑琉

なーくん、、

紫橙 七森

ごめんね。

紫橙 実笑琉

全然大丈夫やで。

昨日いったい何だったんだろう。

結局今日は流羽斗くんは休みだし。

やっぱりカッコつけたかっただけだったんだよ。

 

お。今日もちゃんときて偉いね?

 

君も。いつも守ることも出来ないのに突っ立ってるよね。

紫橙 七森

…………

紫橙 実笑琉

ッッ……

 

さ。今日もやりますかっ

そう言って、拳を振り上げた時だった。

ボコッ

殴られた音はしたが、痛くも痒くもなかった。

目を開けるとやっぱり、

黄瀬川 流羽斗

…………

そこに居るのは、流羽斗くんだった。

 

はっ?お前今日休みだったよな⁉︎

 

え?ズル休み?

 

うわぁ、ないわぁ。

黄瀬川 流羽斗

……、、

 

何だよお前。ムカつく。ボコッ

黄瀬川 流羽斗

ゥッ………

それから、俺の代わりに、流羽斗くんが散々殴られた。

でも、流羽斗くんは一言も発せず、 あのいじめっ子が居なくなるまで黙っていた。

黄瀬川 流羽斗

七…森さん。

黄瀬川 流羽斗

僕は、七森さんの…気持ちを考えて…いないわけではありませんよ。

紫橙 七森

は………

急に俺の名前を呼んだと思ったら、俺の気持ちが分かるかのように話し始めた

黄瀬川 流羽斗

毎日辛いですよね。

黄瀬川 流羽斗

苦しいですよね。

黄瀬川 流羽斗

よく頑張ってますねニコッ

こんな事を言われても、

やっぱり俺の気持ちが分からないのは事実。

紫橙 七森

何が分かるの…

黄瀬川 流羽斗

僕、一ノ江高校から転校して来たんです。

自慢をしに来たんだ。

こうやって。

紫橙 七森

……

黄瀬川 流羽斗

理由…分かりますか?

紫橙 七森

……知らない。

「マウント取るため」なんて言うのもあれだから、 俺はあえて知らないふりをした。

黄瀬川 流羽斗

僕、いじめられてたんです。

紫橙 七森

衝撃的な事実だった。

いじめ…られてた?

黄瀬川 流羽斗

毎日朝は学校に来るとバックを引っ張られ、授業中も後ろの席の子が、輪ゴムで背中を打ってくるんです。

黄瀬川 流羽斗

ここまでは、いいかなって思ってました。

紫橙 七森

ぇ……

こんな事をやられても、いいと思ってた彼は、心の広い人なんだと思った。

俺が…勘違いしてたのかも…

黄瀬川 流羽斗

休み時間になると階段から突き落とされ、教室に戻ると椅子に画鋲が置いてあるんです。破られたノートに、落書きがたくさん入った机。

紫橙 七森

…………

黄瀬川 流羽斗

放課後は、七森さんと同じですかね。

紫橙 七森

…………

彼も…いじめられっ子だったんだ。

俺…勝手に決めつけてたな…

黄瀬川 流羽斗

それに、

黄瀬川 流羽斗

この間地域のサークルみたいなのがあって、

黄瀬川 流羽斗

そこに無理やり行かされたんです。

黄瀬川 流羽斗

その時に、実笑琉さんに会いました。

紫橙 実笑琉

……………

黄瀬川 流羽斗

色々聞きました。

黄瀬川 流羽斗

自分の悩み、家の事情、七森さんの事。

紫橙 七森

……、、、

黄瀬川 流羽斗

僕は何も話しませんでしたが、

黄瀬川 流羽斗

実笑琉さんの気持ちの方がわかってあげられるかもしれません。

紫橙 実笑琉

…何で?

黄瀬川 流羽斗

それは…

バンッと勢いよく屋上のドアを開けた。

青星 心音

流羽斗くッ

金井 玲香

お兄ちゃんッッッッ!!

黄瀬川 流羽斗

………………

黄瀬川 流羽斗

僕にも、妹がいるんです。

紫橙 七森

妹………

黄瀬川 流羽斗

それに、親も居ません。

紫橙 七森

ぇ………

黄瀬川 流羽斗

僕たちって、似たもの同士なんですよニコッ

青星 心音

お兄ちゃん⁉︎

金井 玲香

あっ……

黄瀬川 流羽斗

…心音さん…理美さん…

黄瀬川 流羽斗

玲香…

黄瀬川 流羽斗

心配かけてごめん。ありがとう。

そう言った瞬間、お兄ちゃんが後ろに倒れた。

あのままだと頭を打っちゃう!

金井 玲香

おにぃちゃぁッ

私はお兄ちゃんの方に行こうとしたが、つまずいてしまった。

桃原 理美

流羽斗ッ!

青星 心音

流羽斗くんッ

青星先輩が助けてくれた。

桃原先輩も必死で駆け寄ってくれた。

金井 玲香

………ポロポロ

お兄ちゃんを助けられなかった悔しさで、涙が出てくる。

桃原 理美

玲香さん、大丈夫だよ。

青星 心音

流羽斗くんの家、入れてもらってもいいかな。

この2人なら…

金井 玲香

………はいッ

信じてもいいかな…

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