家までの道を歩きながらさっき若井に言われた事を考えていた。
ぼくが涼ちゃんの事を好き?
そんな訳…
でも、若井に最後に言われた事が気になってしまう。
若井がもし急に携帯を触りだしても気にならないだろう。 もし、気になったとしても気軽に 『彼女でも出来た?』て聞くと思う。
でも、涼ちゃんにはそれが出来ない。
なんで?
プライベートを詮索するのは良くないから。
若井には聞けるのに?
本当は分かってる。
…答えを聞くのが怖いからだ。
涼ちゃんに好きな人や彼女が居るって言われた時の事を想像すると、すごく嫌だし、胸の奥がズキズキする。
そんなの…
悔しいけど若井の言った通りじゃん…
ぼくは涼ちゃんの事が好きなんだ。
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