都市伝説　水溜り

皆様雨は好きですか？

ジメジメするから嫌い、あの雨音が落ち着いて好き

人それぞれ色々な思いがあると思います

今回はそんな雨に関するお話をしていきたいと思います

それではどうぞ

とある学校にて

ザワザワザワ

キンコーンカーンカーン

パラパラパラパラ

ザーザーザーザー

昔、このあたりで大きな災害があったらしい

その日は前が見えなくなるほどの雨が降っていたそうだ

それでその災害っていうのがひどいもので

この辺りだけでも100人以上の死人がでたらしい

で、何が起きたのかって？

ほらこの辺てさ山に囲まれてるだろ？そんでもって大雨ときたら

土砂崩れ

その時の災害で家とか崩れて下敷きなった人もたくさんいたらしい

その時に被害を受けた人の遺体がさ見つかってない人もいたんだ

当時みんなで探したのだけど全部は見つからなかったらしい、親族の人も探すのを諦めたらしい

その時からかな？この辺りで不思議な事が起きはじめたのは

その日も大きな水溜りができるほどの雨が降る日だった

ある男の子が学校の帰り道で突然消えたらしいんだ

近くにいた子達に聞いても「気づいたらいなくなってた」って口を揃えて言ったんだって

大人達も最初は誘拐事件なんじゃないかって思ってたんだけど、あの時は他にもたくさんの生徒が周りにいたので事件に巻き込まれた訳ではないと思ったんだ

そんな時に一人の女の子が信じがたい事を言った「○○君水溜りの中に落ちてった」てさ

当然信じられなかった、確かに当時は大きな水溜りができるほどの雨が降っていた

大きいとはいえ人の体半分が入る程の水溜りだその中に落ちるなんてありえなかったんだ

結局その事件は未解決のまま時が過ぎていったらしい

でもおじいちゃんはさ幽霊の仕業なんじゃないかって言うんだ、あの時の災害で亡くなった人があの世に引きずりこんでるじゃないかってね

ザーザーザーザーザーザー

前を歩いていた友達に声をかけようとした

しかしさっきまでそこにいたはずの友達がどこにもいなかった

ふと目をやった大きな水溜りには、さっまで友達がさしていた傘が浮かんでいた